Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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スポーツ産業構造論B 大坪 正則
選択必修  2単位
【観光経営】 11-1-1120-0107-18A

1. 授業の内容(Course Description)
 プロスポーツリーグのリーグ・球団・選手会を内外から実態把握
 内外からスポーツ産業を分析
 リーグ・球団の実務を理解
 リーグ・球団・選手会が抱えるビジネス上の課題を分析
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 以下を理解すること
 ・リーグ・球団・選手会のビジネス上の権利(権限)と義務
 ・スポーツ産業の全体像
 ・日米コミッショナーの役割・権限の相違
 ・Business ManagerとGeneral Managerの実務
 ・オーナーの権限
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 以下を総合加算
  期末テスト  最大60点  (完璧な記述の場合)
  出席     最大20点  (80%以上の出席)
  抜打ちテスト 最大40点  (数回のテストを総合評価、出席をダブルチェック)
  毎週レポート 最大60点  (出席をレポート提出でダブルチェック)
 毎年、最高点が150~160に達する。そこから成績順に規則に従い評価
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『実録メジャーリーグの法律とビジネス』(大修館)
      『プロスポーツ経営の実務』(創文企画)
 参考文献:『メジャー野球の経営学』(集英社新書)
      『スポーツと国力』(朝日新書)
      『パリーグがプロ野球を変える』(朝日新書)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 毎週レポート
 A4サイズのレポート(1,200字相当を記載)1枚を提出
 題目は以下から選択
  1)http://blog.nippon-sports.com のブログ
  2)スポーツ経営関連の書籍
  3)その他、新聞などスポーツ経営に関るコラム
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 多くの書物を読んで、一般教養を広めると同時に、専門知識を深めること
 知的好奇心を持って勉学に励むこと
 欠席・遅刻・授業中の私語は厳禁
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 総論
  プロスポーツリーグに携わる人達と彼らの役割を総括的に把握する
【第2回】
 コミッショナー事務局
  コミッショナーと事務局の使命と役割について学ぶ
  日米のコミッショナーを比較する
【第3回】
 IOCとFIFA
  歴代の会長について学ぶ
  会長の戦略について学ぶ
【第4回】
 親会社(出資会社)
  親会社(出資会社)について学ぶ
【第5回】
 球団オーナー
  オーナー会議を含む、球団オーナーの仕事について学ぶ
  親会社と球団の関係を検証する
【第6回】
 球団社長
  日本の球団社長の実態を分析する
  パリーグの社長会を検証する
【第7回】
 GM(General Manager)とBM(Business Manager)
  GMの役割と権限について検証する
  BMの役割と権限について検証する
【第8回】
 球場
  球場の権利処理責任者の役割と責任について学ぶ
  指定管理者制度を理解する
【第9回】
 地方自治体
  地方自治体とプロ野球の関係を把握する
  同様、Jリーグやbjリーグとの関係を検証する
【第10回】
 選手会
  選手会と経営者との関係、及び、選手会事務局の活動と課題について学ぶ
  MLB選手会の歴史を下に、日米を比較する
【第11回】
 予防医学
  選手の体のケアについて選手と球団の責任を仕分ける
  選手がケガをした後の選手と球団の責任範囲を検証する
【第12回】
 弁護士・弁理士
  リーグ・球団・選手会を支える弁護士と弁理士の仕事を理解する
  弁護士出身者がリーグ・球団経営の中核を構成するアメリカの実態を検証する
【第13回】
 代理人
  選手を支える代理人の仕事を理解する。
  アメリカ・ヨーロッパ・日本の実態を比較する
【第14回】
 リーグ・球団の課題と対策
  リーグと球団が抱える課題をアメリカ・ヨーロッパと比較しながら分析し、対応策を検討する
【第15回】
 後期の総括と小テスト