Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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簿記論(会計人) I 石原 裕也
選択(会計人)  2単位
【観光経営】 11-1-1120-0678-21A

1. 授業の内容(Course Description)
 将来,公認会計士試験あるいは税理士試験等を受験することの準備として,日商簿記検定2級あるいは3級程度の商業簿記技術の習得を目的とします。なお,日商2級の範囲が終了し,時間的な余裕があれば,日商1級や公認会計士,税理士試験に対応した内容についても講義します。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 日商簿記検定2~3級に対応できる問題解答実践力の養成を目標とします。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 小テストもしくは宿題の点数と期末試験の点数の平均点と期末試験の素点とを比較し,高いほうの点数で評価します。なお,期末試験を正当な理由なく受験しなかったものは,履修放棄とみなし,評価の対象としませんので注意してください。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:新田忠誓他『エッセンス簿記会計』(最新版を用意すること)森山書店と,配布プリントを併用します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 各自の能力に応じた文献あるいは問題集を提示しますので,自学・自習にもつとめて下さい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 日商3級程度の商業簿記の知識を前提とします。すでに日商2級に合格もしくはそれと同等の能力を有し,公認会計士あるいは税理士試験合格を目標としている受講生については,個別に対応します。
 なお,実際に計算を行ってもらいますので,計算機(携帯電話は不可)を毎回持ってきてください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
  講義の進め方,成績評価の方法などの説明と,資格試験の現状を紹介します。
【第2回】
 日常取引の記帳(1)
  現金預金取引について説明します。
【第3回】
 日常取引の記帳(2)
  有価証券取引について説明します。
【第4回】
 日常取引の記帳(3)
  手形取引について説明します。
【第5回】
 日常取引の記帳(4)
  一般商品売買について説明します。
【第6回】
 日常取引の記帳(5)
  特殊商品売買(未着品売買,委託・受託販売)について説明します。
【第7回】
 日常取引の記帳(6)
  特殊商品売買(割賦販売)について説明します。
【第8回】
 日常取引の記帳(7)
  特殊商品売買(試用販売,予約販売)について説明します。
【第9回】
 日常取引の記帳(8)
  固定資産の取引および税金の処理について説明します。
【第10回】
 決算における記帳(1)
  期末商品のたな卸し,貸倒れの見積りについて説明します。
【第11回】
 決算における記帳(2)
  有価証券の評価替え,固定資産の減価償却について説明します。
【第12回】
 決算における記帳(3)
  収益・費用の見越しと繰延べ,引当金の設定について説明します。
【第13回】
 決算における記帳(4)
  精算表の作成方法を説明し,実際に設例に基づき作成します。
【第14回】
 決算における記帳(5)
  帳簿の締切り(英米法と大陸法)について説明します。その後,財務諸表(損益計算書,貸借対照表)の作成について説明します。
【第15回】
 本講座のまとめ