Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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国際理解 II - I 瀬藤 澄彦
選択  2単位
【人間文化】 11-1-1120-1943-19A

1. 授業の内容(Course Description)
 国際経済は貿易と投資によって成り立っている。その流れをつかむためにはまず国際収支表の理解が不可欠である。具体的な国際収支表を見てみよう。貿易と投資に関する基本的な理論を学習する。そのあと現代の国際貿易と国際投資に関する特徴をまず理論的なツールによって見ていこう。古典的なツールでは分析できないことが多いことがわかるであろう。最近の実際の現実を通商白書やジェトロ貿易投資白書の総論編あたりを参考にして理解を進めていきたい。
 戦後の国際経済のルールだあった自由・無差別・多角の原則が地域経済統合と2国間協定の急増によって急速に変貌を遂げている。欧州統合と東アジア経済共同体の動きを中心に見ていこう。BRICS等の新興国グループによって今後、国際経済はどうなるのか。
 ジェトロのインタネットサイトの『世界は今』』を上映し、それについて討論する。
 後期には前期で学んだことを主要国や企業経営の立場から検証していこう。
 事前に選択したテーマをみんなの前で発表して欲しい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 比較優位や競争優位の概念の理解。
 国際経済が制度やシステムで成り立っていることを理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 定期試験60点 小テスト20点 出席・受講態度20点
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献:『貿易入門』日経文庫
 参考文献:『国際経済入門』日経文庫
 参考文献:『通商白書』
 参考文献:『ジェトロ貿易投資白書』
 新聞、雑誌、インターネット情報の記事・テキストを適宜、配布
 ジェトロ・インタネットサイト動画 『世界は今』
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・事前に必ずテキスト・教科書に目を通す。
 ・授業終了時に小テスト実施の場合のテーマを指示するのでしっかり復習する。
 ・前回授業内容のテーマに関して小テストを実施することもある。
 ・授業内容を現実の事例を観察するためにジェトロビジネス・サポート・センターや都内外資系企業を訪問する。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・事前に次回の授業テーマを教科書などを通じて予習してきて欲しい。
 ・授業内容に対応した具体的事例を次回までに考えて簡単にまとめて発表していただきたい。新聞、雑誌、TV、ネットなどで関連情報を探して欲しい。発表は日本語でも英語でも仏語でも結構である。
 ・なるべく英語でもどう表現するのか常に心がけて欲しい。将来、必ず役に立ちます。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス 自己紹介 CVの作成
【第2回】
 国際収支・貿易収支
【第2回】
 比較優位
【第3回】
 海外投資・多国籍企業
【第4回】
 世界貿易の特徴
【第5回】
 世界投資の特徴
【第6回】
 プロダクト・サイクル論
【第7回】
 新たな貿易理論
【第8回】
 経済統合論・産業地理集積論
【第9回】
 EU、NAFFTA、EAFTAなど
【第10回】
 国際通貨システム・IMF・為替レート
【第11回】
 世界貿易システム・WTO
【第12回】
 国際経済政策・OECD
【第13回】
 世界経済サミット・G20
【第14回】
 2011年の国際経済見通し
【第15回】
 まとめ 後期のテーマ