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授業の内容(Course Description) |
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学生の皆さんが社会人となったとき求められるのは、直面する現実から問題を見出し、これを論理的なステップを経て分析した上で、適切な解決策を導出し、さらにこの解決策を第3者に対して彼らが納得できるような形で論じる能力です。本講義では、一年間を通じて、こうした能力の養成を目指します。 参加者の皆さんには一年間を通じて、企業経営をテーマとしたある程度長いレポートをグループ単位で作成していただきます。春学期は、第1段階として、体験的な学習による企業経営についての理解の促進と、調査する上で必要なノウハウについての学習を行います。その上で、第2段階として、各グループの研究テーマを確定することを目標とします。 なお、本演習では主ゼミとは別に文献の輪読を主体としたサブゼミを実施しています。より深い学習を望む学生はそちらに参加することができます。グループ作業に留まらず、文献の読解に挑戦したい学生はそちらに参加してください。サブゼミは自主参加であるがゆえに、主ゼミ以上に積極的な参加姿勢が期待されます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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本講義は、参加者各自が一年間を通じて、(1)社会現象に対して疑問を持ち、(2)それについて適切な推論と調査を通じて批判的に思考する態度・知識・技術を身につけ、最終的には(3)自らの見解を説得的な形で周囲に伝える能力を獲得することを目的としています。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点および提出物
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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特に指定するテキストはありません。ただし、ゼミ内で必要に応じて文献の輪読を実施する可能性はあります。ゼミで利用する資料については、その都度必要箇所を複写して配布する予定です。 サブゼミについては以下のテキストを想定しています(変更の可能性あり)。 苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社、1996年 バーニー『企業戦略論(上・中・下)』ダイヤモンド社、2003年
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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グループ単位での活動は授業時間外に行ってもらいます。授業はその成果を発表する場となります。なお、輪読主体のサブゼミに参加する学生については、事前に輪読箇所を読み、疑問点・論点を考えておくことが要請されます。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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ゼミでの活動や交流イベント(懇親会・合宿など)に積極的に参加される方を希望します。欠席は厳禁とします。また、大学のゼミナールの本質は学生と教員の相互作用を通じた知識の創発にあります。学生は受身にならず、授業計画を含め、教員に対して積極的に意見表明してください。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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※授業計画については、履修者からの要望を踏まえて随時変更する予定です。 【第1回】 ガイダンス 【第2回】~【第5回】 (第1段階)企業経営への理解 【第6回】~【第8回】 (第2段階) 調査法を学ぶ 【第9回】~【第15回】 調査テーマの報告
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