Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
演習C 松本  修
選択  2単位
【観光経営】 11-1-1130-2713-09A

1. 授業の内容(Course Description)
 この演習では、観光に関係するその時々の社会事象や興味のあるテーマについて、参加者の間で意見交換を行うことにより、観光の諸側面への知識と理解を深めるとともに、学生諸君が社会に出た後に参加することとなるであろう実践的な課題検討へのトレーニングを行う。
 演習の進め方としては、講義形式ではなく、学生諸君による事例研究を中心とすることにし、学生諸君に、関心のある事例等について自らの調査・分析や見解を含めて発表していただき、これを踏まえた意見交換を行うことを基本とする。
 実社会においても業務上のコミュニケーションの拙さを経験するケースが多々あることから、演習の中では、学生諸君のコミュニケーションの能力の向上に配慮する。さらに、検討作業へのコンピューターの活用や、英語能力の向上にも配慮したい。
 あわせて、学生諸君の意向も聞きながら、適当な時期に地域を選んで研修旅行を行い、当該地域の観光魅力や、これを活用した地域振興策につき調査を行うとともに、演習クラスの親睦を深めたい。研修旅行の準備や実施においては、学生諸君に役割分担をお願いする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 課題を発見し、必要な調査・分析を行い、対応の方向を判断し、発表を行うという一連の作業に馴染むとともに、正確に自分の考えや知識を伝え、また、正確に相手の言葉や文章を理解するよう注意する習慣を身に付けること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 演習での発表やこれに対する意見交換の内容などを考慮するのは当然であるが、何よりも学生諸君の参加意欲を重視する。その意味で出席状況と意見交換への積極的かつ建設的な参加に期待する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 特に指定しない。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 新聞によく目を通す等、日頃から観光及びそれを取り巻く社会事象に関心を持ち、フォローすることに努めていただきたい。
 また、コンピューターを活用した情報の収集、分析、整理や、プレゼンテーションに慣熟するよう心掛けることは、演習に役立つのみならず、職業生活に向けての訓練となる。
 さらに、機会を見て、自らいろいろな観光を体験することは観光を学ぶ上で有益で、かつ、楽しい経験になると思われる。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 組織における課題検討及びこれに基づく意思決定は、直接の担当者のみならず最終的には関係者全員の運命に影響する。演習においては、発表者以外の参加者も、クラス全体での検討作業に寄与する者という姿勢で臨んでいただきたい。何よりも自発的かつ活発な発言を期待している。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 演習方針及び演習計画
【第2回】~【第14回】
 演習参加者による研究、発表、意見交換
【第15回】
 春学期のまとめ