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授業の内容(Course Description) |
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地域経済論Ⅰをベースに、21世紀の地域経済はどうあるべきかを考える。東アジアを中心とした経済のグローバル化、人口の減少、国から地域への配分の減少などが地域経済に及ぼす影響は大きい。特に人口減少時代に入った日本では、地域の衰退が始まると押し止めるのが難しい。早急に国と地域の関係を見直し、地域が自立できる政策が求められている。21世紀のキーワードは持続可能性である。人口減少や低成長下でも持続可能な制度、仕組みを作るには行政だけでなく、地域の産業界や住民、非営利組織などの連携も必要になっている。こうした視点から地域経済の再生を考えていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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将来の地域経済に必要な政策は何か。また、地域再生に行政、住民、企業などが果たすべき役割は何かなど地域経営に必要な知識を取得する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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数回のレポートと試験、出席率を総合的に評価する
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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神野直彦著『地域再生の経済学』(中央公論新社) 森地茂『人口減少時代の国土ビジョン』(日本経済新聞社) 授業は教科書を使わず、毎回レジュメのプリントを配布する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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参考文献に目を通しておいて欲しい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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できるだけ実際の事例を基に講義するので、新聞や雑誌の地域関連ニュースをチェックしておくこと。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 21世紀の地域が抱える課題 【第2回】 人口減少時代の地域経済 【第3回】 東京から地方への配分は持続可能か 【第4回】 地方財政と地方分権 【第5回】 激化する地域間競争 【第6回】 都市と土地問題 【第7回】 中心市街地とコンパクトシティ 【第8回】 都市交通と地域活性化 【第9回】 地方自治体の課題と役割 【役第10回】 人口減少時代に耐えうる土台づくり~税財政、社会制度 【第11回】 市民参加型のまちづくり 【第12回】 過疎地の再生~都市との連携 【第13回】 農林水産業の活路 【第14回】 内発的発展論と地域政策 【第15回】 持続可能な地域経営(全体のまとめ)
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