1. |
授業の内容(Course Description) |
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民法概論Aに引き続き、民法総則を中心に民法の基礎を学習する。民法概論Aと併せて完結する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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2年次以降で選択できる民法諸科目を理解するための基礎構築を目指す。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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WebCTを利用した試験により評価
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:永田 眞三郎 他 『民法入門・総則』(第4版) 有斐閣 六法:『岩波基本六法2011』を推奨する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業でとったノートを見ながら、テキストを読めば必ず理解できるはず。WebCTを利用して効率的に復習できるような工夫もしていきたい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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出席はとらないが、理解しようとするならば授業をよく聴いてもらいたい。情報量は相当多いので、着実に「消化」していかないと、最終的に「栄養不良」となりかねない。民法は、一般市民の日常生活に関わる基本的な法分野であり、法学部生にとってその習得は不可欠であることを十分に認識してもらいたい。 この科目は、民法概論Aを既に履修していることを前提として進める。法学部卒業のための必修科目である。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション:民法概論 A の復習、試験の講評。その他、授業の進め方、テキスト、学習方法、試験等について改めて指示する。 【第2回】 法律行為と意思表示 意思主義と表示主義 不完全な意思表示(総論) 【第3回】 不完全な意思表示(各論1):心裡留保、通謀虚偽表示 【第4回】 不完全な意思表示(各論2):錯誤 【第5回】 不完全な意思表示(各論3):詐欺、強迫 不完全な意思表示についてのまとめ 【第6回】 「不完全な意思表示」と不動産の所有権移転 不動産登記制度と不動産の二重譲渡 【第7回】 法律行為の自由と制約:強行規定と任意規定、公序良俗違反 無効と取消し 条件・期限 【第8回】 代理の基本構造 代理行為 【第9回】 無権代理、表見代理(総論) 【第10回】 表見代理(各論):代理権授与の表示、権限踰越、代理権消滅 【第11回】 表見代理についてのまとめ 時効:総論 【第12回】 時効:取得時効・消滅時効 【第13回】 時効:共通原則と意義 【第14回】 動産の即時取得 取得時効と登記 【第15回】 まとめ
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