Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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日本政治思想史 I 小山 俊樹
教職  2単位
【教職】 11-1-1340-2706-13A

1. 授業の内容(Course Description)
 本講義は、近世日本の政治思想を扱う。近世日本の思想家は、どのような課題に取り組みんだのか。その取り組みは、どのような意味を持っていたのか。とりわけ江戸時代には、支配的な思想としての儒教が及ぼした影響は大きかった。そこで本講義は、幕府によって保護された朱子学派、および朱子学を批判する諸思想家を取り上げ、その歴史的展開を中心に示していく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 近世日本における政治思想の概要を理解し、思想家の残したテキストを手がかりとした歴史の探究に興味を抱くこと。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 定期試験の成績を重視する。さらに講義での出席を考慮して、総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 授業中に適宜指示する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業中に指示された文献などを参照し、知識と思考を深めること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 本講義は、細かい年代や事象の暗記を目的とするものではない。
 講義内容をもとに思考を重ね、自分自身の感想を持つようにしてほしい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス・講義の概要
【第2回】~【第4回】
 近世の政治社会と儒教
【第5回】・【第6回】
 朱子学の思想体系
【第7回】・【第8回】
 伊藤仁斎と堀川学派―朱子学批判①
【第9回】・【第10回】
 荻生徂徠と古文辞学派―朱子学批判②
【第11回】・【第12回】
 安藤昌益とその思想―都市と農村
【第13回】・【第14回】
 本居宣長とその思想―国学の発達
【第15回】
 まとめ・日本近世の政治思想