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授業の内容(Course Description) |
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春学期からの継続です。現在イギリスで最も注目されている作家の一人であるNICK HORNBY(ニック・ホーンビィ)の三作目の小説『ABOUT A BOY』を原作とする同名の映画の後半をとりあげます。 2002年に公開されたイギリス映画『ABOUT A BOY』のSCREENPLAY(脚本)の英語/日本語の対訳本をテキストにして、毎回字幕なしで英語を聞き取りながら、個々の具体的な状況(映画の各シーン)の中で使われる生のイギリス英語を学び、かつ、このイギリス映画を通して現代のイギリス社会と文化の様々な側面について講義していきます。 この映画のテーマになっている現代イギリス社会の家族事情(離婚率が非常に高く、シングル・マザーが国中にあふれている現状)やイギリスでの結婚観、英国王室の結婚・離婚劇の社会的な影響について考察していきます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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まず、このイギリス映画の英文のシナリオを読み、生きた現代イギリス英語を学び、また、このイギリス映画を通して、イギリス人について、そして、イギリス現代社会と文化について考察します。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験で評価します。毎回授業に出ていないと期末試験(持ち込み不可)はとてもパスできないはずです。秋学期の期末試験では、映画の後半から5か所出題し、まず、その英文のセリフを訳してから記述式の設問(イギリスの社会や文化に関するもの)に答えてもらいます。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『アバウト・ア・ボーイ』(スクリーンプレイ)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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このイギリス映画の英文のシナリオは左側に原文の英語のテキスト、右側に日本語の訳と注釈があります。授業前に各自が映画のセリフを原文でしっかり読んでその意味を理解してくること。 原作のホーンビィの小説『アバウト・ア・ボーイ』(新潮文庫)は絶版ですが、大学の図書館の指定図書コーナーに10冊入っています。原作の英語版も指定図書に入っています。履修者全員がこの小説をかならず授業外で読んでください。読んできている、という前提で授業を進めます。また、期末試験では映画と小説の違いを問う設問を入れます。とくに映画の後半は原作のホーンビィの小説とかなり違います。その違いにも注目してください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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シナリオの英語は各自がしっかり自分で勉強してきてください。難しい個所、注意すべき英語の表現はもちろん授業中に解説します。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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開講時に指示します。
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