Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
言語文化 II (英語史) 吉田 浩二
選択  2単位
【現代ビジ】 11-2-2110-0572-16A

1. 授業の内容(Course Description)
 英語という言語が、どのような道筋を経て現在のような形をとるに至ったかを、主として、音韻・語彙・文法の変化という観点から概説します。何百年も前の英語も登場しますが、日本語の古文・漢文を学んだように、英語の古典を読めるようにすることが目的ではありません。英語という言語の歴史的発達を眺めることで、『言語は変化し続ける』という性質を、実感してもらえればと思います。 
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 言語学の知見を、効率的な英語学習に役立てることをめざします。例えば、「英語の綴りと発音がこんなにもずれている」理由が分かれば、案外規則的な対応が見えてくるかもしれません。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席30%、期末試験70%で評価します。試験は、ノート・参考書・配布プリント・辞書などすべて持ち込み可です。もしも、授業が難しくて試験ができるか不安だという場合には、試験前にレポート課題を与えます。試験当日に課題を提出すれば、試験での不足分を補うことができます。ただし、試験を受けたあとで、「できなかったから、レポート課題を下さい」というのは受け付けません。何事も、早めに手を打つことを覚えましょう。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使わず、必要に応じてプリントを配布します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 教科書がないため予習は不要ですが、その分復習が必要です。できるだけその日のうちに、授業でとったノートをよく読み返しておきましょう。理解が不十分な状態で時間が経過すると、ほとんど忘れてしまい、試験前に見ても思い出せません。人間の脳はそのようにできています。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 皆さんは、外国語学部のように英語を専門的に学ぶわけではないので、厳しいことは要求しません。ただ、ある程度の英語力はどうしても必要なので、少なくとも「英語が好き」な学生さんの受講を希望します。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
 以下はシラバス作成時点での予定です。変更になる場合もあります。
【第1回】
 国際語としての英語
【第2回】
 英語のルーツ(1)
【第3回】
 英語のルーツ(2) 
【第4回】
 古英語(1)
【第5回】
 古英語(2)
【第6回】
 中英語(1)
【第7回】
 中英語(2)
【第8回】
 近代英語(1)
【第9回】
 近代英語(2)
【第10回】
 現代英語(1)
【第11回】
 現代英語(2)
【第12回】
 アメリカ英語とイギリス英語
【第13回】
 オーストラリア・ニュージーランドの英語
【第14回】
 その他、様々な国の英語
【第15回】
 まとめ・期末試験