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授業目標 |
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この授業のねらいは、自動車の電子制御エンジンの整備に必要な基本的な構造と機能を理解し、ヘッドガスケット交換およびタイミングベルト交換を実施できる整備の基本力を確実につけることです。また、オシロスコープや発振機および外部診断機を使用して、電子制御エンジンの制御方法を理解できることです。
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2. |
授業概要 |
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次の内容を学習します。 (1)電子制御エンジンの構造、機能 (2)ヘッドガスケット交換、およびタイミングベルト交換の整備 (3)電子制御エンジンの点検、調整(外部診断機使用)
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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授業内容を確実に理解するため、予習、復習を行うことです。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】車両取り扱いの注意事項、安全について、ボードオンリフトの取り扱い 【第2回】電子制御エンジンの分解(ラジエータ、電装部品他) 【第3回】電子制御エンジンの分解(タイミングベルト他) 【第4回】電子制御エンジンの分解(ヘッドガスケツト他) 【第5回】電子制御エンジン各部の点検、測定、洗浄、清掃作業 【第6回】電子制御エンジンの組み付け(ヘッドガスケット他) 【第7回】電子制御エンジンの組み付け(タイミングベルト他) 【第8回】電子制御エンジンの組み付け(ラジエータ、電装部品他) 【第9回】組み付け後の点検、調整(コンプレッション、点火時期、CO、HC測定) 【第10回】試運転(実走または4輪シャシダイナモメータ)、電子回路の基礎 【第11回】エンジン電装系の点検および故障探求 【第12回】外部診断機を使用しエンジン電子制御の基礎について 【第13回】電子制御エンジンのセンサ、アクチュエータの機能について 【第14回】オシロスコープ、外部診断機を使用し各種制御について 【第15回】定期試験、まとめ 注:1回の授業時間は、3時限(90分×3)です。自動車整備実習4は、前期前半で実施します。
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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第15回の授業で実施する試験、レポート、授業態度で評価すると共に、授業内容に応じて授業時間内に実技の試験を行い総合評価します。なおレポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用して、全授業に関して、1回の授業ごとに内容・課題等をまとめ、表紙に学籍番号・氏名・を記入して、第15回の授業で提出します。(ワープロ等機器使用は不可)
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書: 日本自動車整備振興会連合会発行(国土交通省自動車交通局監修) 『三級自動車ガソリン・エンジン』 『二級ガソリン自動車エンジン編』 使用教材:実習車両、外部診断機、ボードオンリフト他
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7. |
その他 |
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◎授業は全て出席することが必要です。遅刻・早退・欠席のチェックを厳密に行います。 ◎レポート用紙やノート等は各自で用意してください。 ◎授業では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を着用し、各自の工具を使用します。 ◎自動車整備実習4は、オートモビル・テクノロジー・コース〔ATコース〕の必修科目で◆印です。
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