Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
原動機推進理論2(Theory of Aerospace propulsion 2) 中島 俊
2年 後期 専門基礎科目選必 2単位
【航空・後】 12-1-0290

1.
授業目標
現在、航空機の推進機関は、ほとんどが航空用ガスタービンを用いていて、排気ジェットを推進力とするターボジェット及びターボファン方式か、軸動力でプロペラを回転させるターボプロップ及びターボシャフト方式を採用しています。本講義では、航空用ガスタービン全般に対する基礎知識を得、航空用ガスタービンの特徴とその役割に関して理解を深める事を目指しています。
2.
授業概要
ガスタービンエンジンの構成、機能、性能を、熱力学や流体力学の基礎知識に基づいて学びます。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
・力学
・熱力学
・流体力学
・材料力学
・微分積分学
4.
授業計画
1. 航空原動機の種類と特徴
2. ガスタービンエンジンの概要
3. ガスタービンエンジンの出力
4. ガスタービンエンジンの効率
5. ガスタービンエンジンの一般特性
6. ガスタービンエンジン本体の基本構成要素-1
7. ガスタービンエンジン本体の基本構成要素-2
8. ガスタービンエンジン本体の基本構成要素-3
9. ガスタービンエンジン本体の基本構成要素-4
10.ガスタービンエンジン用燃料及び潤滑油
11.ガスタービンエンジンの補機系統-1
12.ガスタービンエンジンの補機系統-2
13.ガスタービンエンジンの補機系統-3
14.ガスタービンエンジン材料
15.定期試験及びまとめ
5.
成績評価の方法、基準
成績評価は、定期試験の結果等を考慮して行います。
6.
使用テキスト及び使用教材
教科書は使用しません。
参考書:「ジェットエンジン概論」 J.L.ケルブロック著/梶 昭次郎訳  東京大学出版会
7.
その他
実際のガスタービンエンジンをイメージして学ぶ事が大切です。そのためには、格納庫にあるT-2搭載エンジンを、機会ある毎に見学する事を薦めます。