1. |
授業目標 |
|
線形写像と行列、行列の階数、行列式、固有値、固有ベクトルなどの基礎概念を理解し計算できるようになることを目標とします。
|
2. |
授業概要 |
|
線形写像と行列、行列の性質、行列式の意味と計算法、固有値、固有ベクトルの概念と計算法と、2−3変数関数の微分に関連した事項を解説します。物理学2と関連するベクトルの微分の概念についても解説します。 授業の終わりに履修した内容に関する課題を提示し、次の講義時間のはじめに解答を板書してもらいます。
|
3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
|
各回の授業の終わりに履修した内容に関する課題を提示するので、次の講義の前日までに解いてレポートとして提出してもらいます。LMSに採点結果を公表し、採点したレポートは、講義のはじめに返却して、学生に解答を板書してもらいます。受講した学生は少なくとも1回は板書するようにしてください。
|
4. |
授業計画 |
|
教科書(科学者と技術者のための基礎数学 第2版)に沿って、以下の順序で授業を行います。授業項目の後のp.38-46などは教科書の該当ページを表します。 【第1回】ベクトル、直線、平面p.38-46 【第2回】ベクトルの微分、2次曲線p.126-131 【第3回】線形写像と行列p.149-154 【第4回】回転と鏡映p.154-157 【第5回】行列の階数と基本変形p.158-160 【第6回】連立一次方程式の消去法(掃きだし法)による解法、逆行列p.161-166 【第7回】前半部分まとめ、中間試験 【第8回】行列式の計算法p.167-169 【第9回】連立一次方程式のクラーメルによる解法p.170-174 【第10回】行列の固有値と固有ベクトルp.175-179 【第11回】行列の対角化p.179-181 【第12回】2次曲線の標準形p.190-194 【第13回】2次曲面の標準形p.194-199 【第14回】曲線と曲面p.131-133 【第15回】総合演習と期末試験
|
5. |
成績評価の方法、基準 |
|
おおよそ中間試験30%、期末試験50%、レポート課題(提出回数、レポート問題の解答を板書したかなど)20%を総合して評価します。 少なくとも1回は板書することにより、レポート課題の点数が加算されます。
|
6. |
使用テキスト及び使用教材 |
|
教科書:古井貞隆著 科学者と技術者のための基礎数学(第2版) -微分積分学・線形代数学・確率と統計- 学術図書出版社 <2,500円>; 参考書: 高木、高橋、中村著 速習 線形代数 森北出版 <1,260円>;
|
7. |
その他 |
|
授業の補助としてLMS(https://lms.teikyo-u.ac.jp)を使い、授業予定、課題の確認などを利用できるようにするので活用してください。 LMSには過去の試験問題や課題の解説が掲示されるので参照してから期末試験を受験してください。 2年生からの専門科目の基礎となる科目で、3年生のシミュレーション科学とヒューマンシステム実習2の講義の基礎もこの講義に含まれますので、並行して開講される物理学2も受講してください。
|