1. |
授業目標 |
|
イメージ情報の記録・処理・再生技術は、計算機の飛躍的な能力の高まりに支えられて、今日、新たな発展期にさしかかっています。また、近年のネットワーク/ストレージ技術の爆発的な発達により、得られた膨大な量のデータの転送・蓄積も可能になってきています。これはより高度なイメージ情報、例えば3次元画像情報などを処理・共有できる技術的枠組みが整いつつある事を意味し、特に医療や福祉、エンターテインメントでの応用の発展が期待されています。 本科目では、イメージ情報を扱うための物理・数理的諸原理(幾何光学, 結像理論)およびその計算機上での実装の基礎について学びます。
|
2. |
授業概要 |
|
次のような内容を学習します。 (1) 光の物理 (2) 幾何光学 (3) 結像理論 (4) 線形代数と行列演算プログラミング
|
3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
|
私の授業資料配布用ウェブサイト上にある該当回の資料に目を通すようにしてください。
|
4. |
授業計画 |
|
【第1回】序論 【第2回】光の物理1: Maxwell方程式 【第3回】光の物理2: 波動方程式と偏光 【第4回】光の物理3: 光学理論モデル 【第5回】幾何光学1: 光線の概念 【第6回】幾何光学2: 屈折,反射,吸収 【第7回】線形代数1: 連立方程式と行列 【第8回】線形代数2: ベクトルと行列の積, 行列同士の積 【第9回】行列演算1: MATLAB 基礎 【第10回】行列演算2: MATLAB による行列演算 【第11回】結像理論1: 光線転送行列, 自由空間伝搬 【第12回】結像理論2: レンズの作用 【第13回】結像理論3: 結像のしくみ 【第14回】結像理論4: 両眼視差と立体視 【第15回】期末試験 上記予定は進度によって、若干の調整を行う可能性があります。
|
5. |
成績評価の方法、基準 |
|
授業への参加度(発言や質問等)、レポートおよび期末試験の結果で評価します。
|
6. |
使用テキスト及び使用教材 |
|
なし。受講および配布資料等で充分となるようにしますが、参考書の対応部分も適宜指定します。 授業資料は、私の授業資料配布用ウェブサイト上に掲載します。 サイト URL およびファイルの復号用パスワードは授業中に伝えます。 参考書・参考資料等 「光波工学を学ぶ」今井洋著,理工図書 「MATLAB入門」高井信勝著, 工学社 "Contemporary Optical Image Processing with MATLAB" T.-C. Poon & P. P. Banerjee, Elsevier
|
7. |
その他 |
|
特になし。
|