Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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農業経済学Ⅰ(Agricultural EconomicsⅠ) 齋藤 章一
2年 前期 専門 地域経済系選択 2単位
【地域・前】 12-1-0821

1.
授業目標
最近における世界の食料需給状況、地球温暖化、食の安心・安全、自給率の低下、担い手の高齢化、後継者不足、農山漁村の過疎化、高齢化等農業をめぐる情勢は著しく変化してきています。また、世界的に食料、環境、エネルギー等の問題が深刻化する中で、農業や農山村についての関心が高まってきていると同時に、新たな発展の可能性もでてきています。そこで、最近の食料・農業・農村の問題をテーマとして取り上げ、最近の農業をめぐる情勢変化、農政の課題や展開方向、さらに、農業関係予算、法制度等について解説して食料・農業・農村問題の全体像を理解することを目標とします。
2.
授業概要
我が国だけでなく世界的に農業を取り巻く変化が著しいこと、さらにこれは長期的なトレンドであり、我が国の農業だけでなく、社会、経済等に大きな影響を及ぼす可能性があることをわかりやすく説明します。また、我が国の農業は多様であり、様々な課題を抱えています。そこで、まず農業の問題の全体像を明らかにした上で、農業についての様々な課題のひとつひとつを具体的に明らかにしつつ、学生の興味を喚起し、解決を探っていきます。また、写真等をできるだけ多く提供して農業の現場についての具体的なイメージを持って農業の課題に取り組んでいけるように説明していきます。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
できるだけ多くの写真等の資料を提供すると同時に具体的な農業問題のイメージが持てるように努め、学生の農業についての興味を喚起しこれが予習及び復習につながっていくようにしていきます。
4.
授業計画
第1回 最近の世界の食料の需給状況、課題等
第2貝 最近の農産物貿易の状況、課題等
第3回 食料の自給率の向上
第4回 食の安心・安全
第5回 国内生産の状況
第6回 担い手の育成・確保
第7回 農業の6次産業化
第8回 農地の有効利用の促進
第9回 農業生産基盤の整備
第10回 地球温暖化対策等資源・環境対策
第11回 研究・技術開発
第12回 農村地域の活性化
第13回 農産物流通の多様化
第14回 農業関係予算
第15回 農業関係法制度
5.
成績評価の方法、基準
授業時間中の数回の小テストを基本にして評価します。
6.
使用テキスト及び使用教材
食料・農業・農村白書を参考にしつつ、できるだけ最新情報のコピー等を配布します。
7.
その他
特になし