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授業の内容(Course Description) |
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「ヨーロッパの経済史と思想史」がテーマです。参加者は自ら設定した課題に取り組む。 我々の生活の土台をなしているのは資本主義という社会経済システムです。近代西欧で生まれ、世界に広まったものです。ヨーロッパの経済史・思想史を学ぶということは、この資本主義を西欧文明に本質にかかわらせて理解しようということを意味します。 19世紀にはイギリス、20世紀にはヨーロッパからの移住者によって築かれたアメリカ合衆国が資本主義の中心ででした。だが現在、世界の情勢を見ると、圧倒的な生産力をもつ欧米が世界に君臨するという時代が終わりつつあるように思われます。これは西欧文明の衰退・没落を意味するのでしょうか。もしそうであるとすれば、我々の生活に深くかかわる事態ですが、簡単にそうだと結論することはできません。将来を予測することが困難な時代に必要なことは、流れに翻弄されることなく生き抜く力をもつこと、歴史的なセンスはを磨くことです。そのための第一歩が、西欧文明の問題を自分自身の問題として考えることです。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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前期は参加者が個人の関心に従って、後期はグループ単位でテーマを選び、研究・発表を行う。こうした経験を通して自分の意見をもち、それを表現することができるようになる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席、発表、討議への参加、レポートの提出などによって総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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必要に応じて決めます。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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インターネット・新聞・雑誌などによってヨーロッパの多様な情報に触れ、問題関心を広げ、深めることが必要です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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教えてもらうという受け身の態度ではだめ! 自ら設定した課題に主体的に取り組むという態度が重要です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】~【第9回】 文献の精読→ヨーロッパを知る 【第10回】~【第14回】 参加者の個人テーマの発表と討論 【第15回】 まとめ
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