Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
比較産業論演習 I ・ II/比較産業論副演習 I ・ II 和田 正武
選択必修(通年)/選択(通年)  4/2単位
【経済学専攻】 12-1-1110-0584-07

1. 授業の内容(Course Description)
 特定の産業に関心を持ち、研究しようとする学生に、個別産業の分析の仕方を教授しつつ、一緒に研究し、論文作成を指導する。研究計画の確定、文献調査、インタビューなどを行い、研究テーマへの問題意識の深化を図る。次年度の論文作成の準備をする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 産業分析を行う能力をつけること。自分で仮説を発見し、その仮説を立証し、論理的な記述で論文をまとめる能力を高める。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業でのディスカッションへの参加、発表など。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考書
 1)『よくわかる流通業界』『よくわかる物流業界』『よくわかるアパレル業界』(日本実業出版社)など、個別産業の入門書、解説書、単行本
 2)工業統計表等統計資料
 3)各業界団体の発行する文献、業界誌(新聞、雑誌)の記事
 4)個別産業に関する学術論文類(適宜配布、あるいは文献調査をする。)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 自分の関心のある産業についての動きをフォローするため、日ごろから新聞、業界雑誌などに目を通すこと。また、文献調査をおこたらず、研究の深化に伴い新しい疑問が発生するので、そのための文献を入手する。また業界団体等の個別業界の統計資料など情報を入手、関係者、専門家に適宜アポイントをとり、インタビューを行う。文献ばかりでなく、実態を把握する努力を行うこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 比較産業論特論を別に受講すること。 自分で、明確なテーマ、問題意識を持ち、自分なりの仮説を作り、その立証を行うこと。人にわかりやすく説明できる論理構成を考えること。発表能力(プレゼンテーション能力)を高めること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
 前期
【第1回】~【第3回】
 「イントロダクション」
  論文作成の基礎的知識を学ぶ。①テーマの決定 ②先行研究の調査とまとめ ③自分の仮説の設定 ④立証のためのデータ収集 ⑤論文の論理構成、結論 ⑥文献の扱い方、など。
【第4回】~【第6回】
 「研究テーマの決定と発表」
  (人数にもよるが、テーマが複数の場合は毎週1コマでは十分指導はできないこともあり、その時は別の時間に追加授業を行う。)
  各自、自分の研究テーマについての関心のポイント、研究の狙い、今後の研究方向について発表、ディスカッションを行う。
【第7回】~【第15回】
 「文献調査と文献の輪読」
  文献調査の仕方。どこに文献があるか、面白い文献とそうでない文献の区別などを学ぶ。学術論文を少なくとも10以上読んで、自分の考えを入れて、要点を発表。ディスカッションを行う。
 後期
【第16回】~【第26回】
 夏休み中の研究成果をもとに、集めた資料を読み、自分の仮説を構築する。
 論文の構成、目次、論文の概要をまとめる。
 適宜、業界団体等へのインタビュー等を行い、補足的情報収集を続ける。
【第27回】・【第28回】
 2年生の論文案の発表とそれをもとにした議論を行う。
【第29回】・【第30回】
 自分の書いた論文のプレゼンテーション