1. |
授業の内容(Course Description) |
|
エネルギーは、経済社会活動の基礎となる財であり、エネルギー政策は国家の最重要政策の一つと見なされています。特に、東日本震災発生後、原子力政策の見直しが進むなかでエネルギー資源に恵まれていない我が国は、この問題への取り組みは今後の我々の社会経済のあり方に大いに関係してくると考えられます。エネルギー資源の大半を外国に依存している我が国では、如何にしてエネルギーを確保するかと言うことが非常に重要になってきます。従って、この授業では、エネルギー問題にかかわる国際関係を解説し、日本のエネルギー政策のあり方を学びます。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
エネルギー問題に関わる国際関係の諸問題を理解できる。エネルギー安全保障の考え方を理解できる。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
期末テスト60点、LMSを通じた自宅での課題学習の提出40点。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
参考資料は、適宜指示するか、配布する。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
LMSを利用して、毎回、簡単なクイズを出題します。これに答えることで、授業内容の定着を図り、また授業への出席を促します。授業に参加することで解答のヒントが得られるので、必ず出席してください。なお、LMSには関連資料などもアップロードするので、これらを利用して、積極的に勉強していって欲しいと思います。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
この講義は教科書、パワーポイントを利用したプレゼンテーションを中心に進めます。学生諸君は、教科書を必ず準備し、できるだけ前列に座るようにして下さい。プレゼンテーションの電子データはWebからダウンロード可能な形で提供します。また、新聞や雑誌などの関連記事を読んでおいてください。質問を歓迎します。 教室内では、脱帽、携帯電話や電子機器の使用禁止、私語を慎むなど、他の受講生の迷惑にならないだけでなく、積極的に授業に参加して、学習効果が上がるよう心がけて下さい。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 授業案内・オリエンテーション:エネルギー経済論とは 【第2回】 エネルギーと国際関係 【第3回】 資源争奪とエネルギーの国際市場価格(1) 【第4回】 資源争奪とエネルギーの国際市場価格(2) 【第5回】 エネルギーとエントロピー:経済学的アプローチと物理学的アプローチ 【第6回】 ジェヴォンズ「石炭問題」 【第7回】 アメリカのエネルギー戦略(1) 【第8回】 アメリカのエネルギー戦略(2) 【第9回】 EUのエネルギー戦略(1) 【第10回】 EUのエネルギー戦略(2) 【第11回】 ロシアのエネルギー戦略 【第12回】 中国のエネルギー戦略 【第13回】 日本のエネルギー安全保障(1) 【第14回】 日本のエネルギー安全保障(2) 【第15回】 まとめとテスト
|