Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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日本のエネルギー I
(エネルギー経済論 I)
野神 隆之
選択必修  2単位
【経済】 12-1-1110-1594-01

1. 授業の内容(Course Description)
 日本のエネルギー I 及び II (エネルギー経済論I及びII)では、エネルギー経済に関して、基礎的ではあるが本質的な事項の理解を深めることを目的としており、特に世界の一次エネルギーの主要な部分を占める石油・天然ガスの分野に主に焦点を当てることとしたい。講座名は「日本のエネルギー」となっているが、日本のエネルギー情勢を理解する基礎として世界のエネルギー情勢を理解しておくことが肝要であると考えられることから、基本的には世界のエネルギー(特に石油・天然ガス)に係る潮流について述べつつ、そこにおける日本の位置づけ等についても解説を加えるという形で講座を実施する予定である。春学期(日本のエネルギー I (エネルギー経済論I))についてはエネルギーの基礎に加えて石油・天然ガス市場等につき主に取り扱う予定である。なお、以下に記載した授業の計画は暫定的なものであり、今後若干の変更が加えられる可能性がある旨御了承されたい。また、包括的なエネルギー経済の理解のために、学生は春学期(日本のエネルギー I (エネルギー経済論I))に加えて秋学期(日本のエネルギー II (エネルギー経済論II))についても受講することが望ましい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 マスメディア等を通じて入ってくる、世界石油・天然ガス市場に関する数多ある情報に関し、正しく理解し考察する力をつけることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 定期試験の成績と出席調査を基本とする。レポート提出(原則講義時間内で作成することになる)も予定しているが、それをどのような形で成績に反映させるかについては定期試験の採点結果を見て判断する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト・参考文献は特にないが、必要と考えられるものは講義において適宜配布する予定である。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 特に想定していないが、世界エネルギー情勢等の状況によっては、実施することもありうる(その場合には別途指示する)。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 本講座では石油・天然ガス市場等やエネルギー経済の本質に触れて頂くべく、多少の専門知識を使用することを考えているが、学生でも理解が容易となるよう平易な解説を心がける予定である。ただ、学生は日頃から新聞、雑誌、テレビやインターネットといったメディアなどを通じて石油・天然ガスをはじめとしたエネルギーに関する情報に触れて自分なりに考える努力をされることが望ましい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 エネルギーの基礎(エネルギーと人類の歴史①)
【第3回】
 エネルギーの基礎(エネルギーと人類の歴史②)
【第4回】
 エネルギーの基礎(エネルギー供給の基本要件他)
【第5回】
 石油・天然ガス市場の基礎①
【第6回】
 石油・天然ガス市場の基礎②
【第7回】
 石油の需要
【第8回】
 石油の供給
【第9回】
 石油の価格
【第10回】
 天然ガスの需要と供給
【第11回】
 天然ガスの価格
【第12回】
 石油・天然ガス市場の将来
【第13回】
 日本の石油・天然ガス市場:世界の中の日本
【第14回】
 環境問題等
【第15回】
 まとめ、あるいは予備