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授業の内容(Course Description) |
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各国事情編 ラテンアメリカの個々の国を取り上げてその経済発展を吟味する。各国にはそれぞれの共通要因があると同時に発展パターンの違いも見られる。また経済危機(例えば対外債務危機)に陥る原因、対策等にも違いがみられる。そうした個々の国別事情を勘案して経済発展を再度考察する。その際に東アジアの発展との比較に重点を置く。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ラテンアメリカは日本の経済にとってアジアに次いで重要なかかわりを持っている。その点を各国経済の発展から十分理解する。また、天然資源の貿易に依存する国はその産品の価格変動のために必ずしも持続的発展を維持できない。そこで工業化が必要となる。工業化に成功した東アジアとの比較から得られる教訓をしっかり理解する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況20%、授業中の積極性20%、期末試験60%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:授業中にプリントを配布。 参考文献:堀坂浩太郎『ブラジル新時代―変革の軌跡と労働者党政権の挑戦』勁草書房、2004年 参考文献:M. Kagami, "The Sandinista Revolution and Post-Conflict Development: Key Issues", IDE Discussion Paper No. 119, IDE-JETRO, August 2007 (これはアジア経済研究所のウェッブサイトからダウンロード可。http://www.ide.go.jp/English/Publish/Dd/ 参照)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・新聞に毎日目を通しラテンアメリカ関連のニュースに絶えず気をつけること。 ・授業中に参照された参考文献を必ず読むこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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発展途上国、とくにラテンアメリカに興味を持つ若者や開発理論に関心のある諸君を歓迎する。授業中の真摯な参加意欲(質問、意見表明等)を評価する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 様々なラテンアメリカ諸国 【第2回】 歴史的事情の差異 【第3回】 ブラジル1 【第4回】 ブラジル2 【第5回】 ブラジル3 【第6回】 メキシコ1 【第7回】 メキシコ2 【第8回】 アルゼンチン1 【第9回】 アルゼンチン2 【第10回】 ベネズエラ 【第11回】 ペルー 【第12回】 チリ 【第13回】 中米 【第14回】 東アジアとの比較:「一次産品の罠」 【第15回】 まとめ・試験
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