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授業の内容(Course Description) |
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本講義では、様々な経済現象を理解するための基礎的な経済理論を学習する。家計や企業は市場でどのような役割を果たし、かつ行動するのか、身近なものの価格や取引量がどのように決まっているのか、身のまわりの経済のしくみを説明していく。経済学の基礎知識を学ぶことにより、現実の経済問題の背景やその解決策について一定の理解が得られるようにする。 特に、複雑な経済問題に対して,経済学の基本的な考え方と洞察力を修得することを目的とする。そして、現実の経済現象の本質を理解するために欠かせない経済学的なツール(分析道具)を身に付けて、身のまわりの経済に働いている力を可視化し、複雑な現実について客観的に考え、読み解く能力を養うことを目標とする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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経済に関する関心を高め、市場の動きとその限界、市場を補う政府の役割などについての理解を深める。 経済学の基本的な考え方を修得する。 幅広い分野で問題を解明する道具として経済学の基本的なツールを用いることができるようになる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業内で行う小テスト(期間中に2回、40%・60%の割合)、又は期末テストで評価します。受講者数により決定する。 出席回数及び授業態度も重視する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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視聴覚教材: パワーポイントを使用した講義を行う。毎回授業のあらましと資料を配付します。 教科書: 参考文献は講義にて随時取り上げ紹介していきます。 参考書: J.E.スティグリッツ著(2005)『入門経済学』(第3版)東洋経済新報社 N.G.マンキュー著(2008)『入門経済学』東洋経済新報社 伊藤元重著(2009)『入門経済学』(第3版)日本評論社
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、参考書の該当ページや講義ノートを読んで復習し、これまで学んだことに関連する新聞や雑誌、テレビ等のニュースに目を通しておきましょう。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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質問すること。経済学の入門科目なので、疑問を提示し、共に解決に取り組むことが概念の正確な理解を助ける。是非とも経済学的な思考にチャレンジしてほしい。 授業の中で意見交換やディスカッションを行うこともあるので、学生の積極的な参加を歓迎します。 授業中の私語や携帯メールは厳禁とします。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション:講義の目的と進め方などについての説明 【第2回】 希少性:資源は有限、人間の欲望は無限 【第3回】 合理的消費者と利潤極大化企業 【第4回】 完全競争市場 【第5回】 効率的な選択 【第6回】 市場取引と資源配分 【第7回】 貿易 【第8回】 需要曲線と消費者行動 【第9回】 費用の構造と供給行動 【第10回】 価格と価値 【第11回】 需要・供給の価格弾力性 【第12回】 不完全競争と不完全情報 【第13回】 市場の失敗 【第14回】 ゲームの理論入門 【第15回】 講義のまとめ
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