Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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スポーツ経営論 I 大坪 正則
選択  2単位
【経済】 12-1-1120-0107-03

1. 授業の内容(Course Description)
 以下について理解・把握に努める
  ヨーロッパ主要国で展開されるサッカービジネスの現状
  ヨーロッパサッカーを牽引する5大国の歴史・政治・経済・社会・文化
  サッカー5大国のトップリーグの財務内容
  FIFA(国際サッカー連盟)の歴史
  UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の歴史
  アメリカプロリーグの経営実態
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 以下を理解すること
 ・サッカー5大国の財務内容の違いとその原因・理由
 ・イングランドプレミアリーグのビジネス成功の要因
 ・FIFA(ワールドカップ)とIOC(オリンピック)の確執
 ・UEFAチャンピオンズリーグの功罪
 ・戦力の均衡と自由競争
 ・フランチャイズと昇格・降格
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 以下を総合加算
  期末テスト  最大50点  (完璧な記述の場合)
  出席     最大20点  
  抜打ちテスト 最大50点  (数回のテスト、出席をダブルチェック)
  レポート提出 加点    (随時提出)
 毎年、最高点が150~160に達する。点数上位から順次評価
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『スポーツと国力』(朝日新書)
      『実録メジャーリーグの法律とビジネス』(大修館)
 参考文献:『プロスポーツ経営の実務』(創文企画)
      『パリーグがプロ野球を変える』(朝日新書)
      『メジャー野球の経営学』(集英社新書)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 レポート提出(随時)
  A4サイズのレポート(1,200字相当を記載)1枚を提出
  題目は以下から選択
   1)http://blog.nippon-sports.comのブログ
   2)スポーツ経営関連の書籍
   3)そのた、新聞などスポーツ経営に関るコラム
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 関連科目の「アメリカ型スポーツ経営」「スポーツ法学総論」「ライセンスビジネス論」「スポーツ産業構造論」にも興味と関心を持つこと
 サッカーを通じてヨーロッパに関する知識を深めて欲しい
 野球を通じてアメリカに関する知識も深めて欲しい
 知的好奇心を持って勉学に励むこと
 欠席・遅刻・授業中の私語は厳禁
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 総論
  ヨーロッパのサッカー市場、世界のサッカー界の構造・組織を論じる
  自由競争と戦力の均衡について理解する
【第2回】
 イングランド(1)
  サッカー発祥の地イングランドのビジネス形態、及び、直面する問題点を整理する
  歴史、権利、アマチュアリズムを学ぶ
【第3回】
 イングランド(2)
  サッカー協会、評議会、プロリーグ誕生の経緯、及び、それらが世界に与えた影響を理解する
  チャールズ・オールコックとウイリアム・マグレガ-の功績を理解する
【第4回】
 イングランド(3)
  サッカービジネスに影響を与えた3つの出来事を理解する
【第5回】
 イングランド(4)
  プレミアリーグ誕生の経緯を理解し、財務内容を把握する
【第6回】
 イングランド・FIFA・IOC
  オリンピックとアマチュアリズム、及び、ワールドカップ開催までの国家間対立を理解する
【第7回】
 ドイツ(1)
  日本のサッカーとドイツの歴史的結びつき、及び、Jリーグ百年構想の原風景を理解する
【第8回】
 ドイツ(2)
  ブンデスリーガの誕生、及び、そのビジネス形態を理解する
  バイエルン・ミュンヘンを参考に、クラブ運営を検証する
【第9回】
 ドイツ(3)
  日本のサッカーの手本となった国家的システムを理解する
【第10回】
 イタリア(1)
  イタリアサッカー界の南北問題を理解する
【第11回】
 イタリア(2)
  セリエAのクラブ経営を分析する
【第12回】
 スペイン(1)
  スペインのプロリーグの経営状況を把握する
【第13回】
 スペイン(2)
  歴史を通じて地理的対立(マドリード対バルセロナ)を学ぶ
【第14回】
 フランス
  フランスのプロリーグのビジネス形態を理解する
  権利を生み出すフランス人の特性を分析する
【第15回】
 総括と小テスト