| １． |
授業の内容（Course Description） |
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財務諸表は、企業の成績表です。授業では、企業のこの成績表が要求される制度の紹介から始めて、作成のための原則・規則の概略を知り、成績表である財務諸表：貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書のうち、基本的な財務諸表となる貸借対照表、損益計算書の作成法および見方を取り上げます。
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| ２． |
授業の到達目標（Course Objectives） |
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貸借対照表と損益計算書が作成でき、解釈できるようになることを目標とします。貸借対照表と損益計算書以外の財務諸表の学習については、財務諸表論Ⅱを履修してください。
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| ３． |
成績評価方法（Grading Policy） |
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財務諸表の講義つまり会計の授業には、実際に作成してみる作業が欠かせません。よって、プリントにより作業を課します。したがって、講義で行う小テストや宿題を 30％、定期試験の成績を 70％を目安として総合的に判定します。諦めず努力した人には配慮します。
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| ４． |
テキスト・参考文献（Textbooks) |
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テキスト：新田忠誓・石原裕也・中村亮介他著 『会計学・簿記入門』 白桃書房（会計手続きは制度の改革に応じて変化していきますので、最新のものを取得して下さい。４月に第11版が出る予定です。）
『会計法規集』（同じような名前で数社から出ているので、最新のもので各自が使いやすいもの）
参 考 書：岩崎健久 『現代財務諸表論』 中央経済社
石原裕也 『企業会計原則の論理』 白桃書房
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| ５． |
授業時間外の学習《準備学習》（Assignments） |
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予習すべき箇所については、その都度、テキストにより指示しますので、これに基づき、準備学習をしてきて下さい。
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| ６． |
学生への要望・その他（Class Requirements） |
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財務諸表つまり会計学の講義においては、簿記を前提にして話をせざるをえないので、仕訳の意味を理解できる位の簿記の知識を持ち合わせて欲しい。実際に作成してもらうこともあるので、計算機を用意すること（携帯電話の併用は認めない、というより、経理作業上好ましくない）。なお、成績評価方法において記したように、会計には、作業が伴うので、遅刻や欠席をしないこと。小テストや宿題の回収は一定の時間に行います。後からの提出は、個人的都合ですから、認めません。
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| ７． |
授業の計画（Course Syllabus) |
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【第１回】
ガイダンス：講義の進め方や受講上の留意点および成績評価の詳細などについて説明します。
【第２回】
わが国の会計制度とそこで要求される会計報告書について学びます。
【第３回】
財務諸表作成の基礎となる、わが国の会計諸基準について学びます。
【第４回】
企業会計原則の理念と構成を学びます。
【第５回】
財務諸表の概念フレームワークの理念と構成を学びます。
【第６回】
貸借対照表の作成法と表示法を学びます。
【第７回】
貸借対照表の表示法と見方のうち、とくに資産の部の中味を学びます。
【第８回】
貸借対照表の表示法と見方のうち、とくに負債の部の中味を学びます。
【第９回】
貸借対照表の表示法と見方のうち、とくに純資産の部の中味を学びます。
【第10回】
貸借対照表による企業活動、とくに損益計算書のもとになる利益獲得活動の把握法を学びます。
【第11回】
損益計算書の作成法と表示法を学びます。
【第12回】
損益計算書の表示法と見方を学びます。とくに営業損益の部の中味を学びます。
【第13回】
損益計算書の表示法と見方を学びます。とくに営業外損益の部の中味を学びます。
【第14回】
損益計算書の表示法と見方を学びます。とくに特別損益の部の中味を学びます。
【第15回】
これまでの総まとめを行います。とくに収益性と安全性を見る見地から貸借対照表と損益計算書の利用の仕方を学びます。
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