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授業の内容(Course Description) |
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企業等の経済活動を一定のルールの下で数値化したものが会計であり、その評価の仕組み・手法を組み立てているのが会計学である。最近の経済社会はグローバル化が進み、企業会計ならびに会計学を取り巻く環境は著しく変化してきているが、本講義では主として企業会計をベースとして現代会計の基本的な考え方・手法を学習する。 前期の会計学原理Ⅰでは企業会計に関する基礎的な知識を中心に講義を行い、後期の会計学原理Ⅱ はより実務に近い会計手法の講義を行う。 また小論文を主体とした授業内テストにより文章能力の育成も併せて行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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会計学原理Ⅰでは財務会計の役割ならびに財務諸表(主として貸借対照表・損益計算書)作成に関する基本的なルールの習得を目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業内容の区切り区切りで行う2回の小論文・演習問題テスト(各25%)と最終回に行う総合テスト(50%)で評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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石川鉄郎著『財務会計論』税務経理協会 上記テキストに含まれない講義テーマについては都度授業の冒頭にレジメを配布する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業内容の区切り毎に演習問題(小論文形式)を配布するので、各自解答し、理解度を確認すること。質問があれば、翌週の授業時に質問時間を設けて説明する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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会計学原理の学習は実社会では事務系・技術系を問わず活用できるものであり、表面的な知識の習得よりも基本的な会計の仕組み・考え方を習得することを期待する。 なお、後期の会計学原理Ⅱではより詳細な会計理論ならびに会計処理の講義を行うので前期・後期一体のものとして受講するのが望ましい。 下記の「授業の計画」で示すように会計学に関する初歩的知識の学習からスタートして漸次掘り下げた内容に移行していく予定であり、継続的学習のためにも極力出席の努力を期待する。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 今後の授業の進め方ならびに会計学を学習する意義と関連科目との関係を説明する。 【第2回】 会計の定義、歴史、分類 会計の定義等会計に関する概括的知識について説明する。 【第3回】 企業と会計 企業の種類ならびに企業会計の社会的役割について説明する。 【第4回】 企業会計の基本的プロセス 会計取引の記録から財務諸表の作成に至るまでのプロセスについて説明する。 【第5回】 会計理論と会計公準 会計実務を支える理論的枠組みと会計の前提について説明する。 【第6回】 1-5回授業の総括、第1回小論文テスト 【第7回】~【第9回】 会計基準と企業会計原則 会計基準ならびにわが国の企業会計原則の概要と一般原則の内容について説明する。 【第10回】・【第11回】 財務会計の制度(1)-会社法会計 会社法会計の概要について説明する。 【第12回】 7-11回授業の総括、第2回小論文テスト 【第13回】 財務会計の制度(2)-金融商品取引法会計 金融商品取引法会計の概要について説明する。 【第14回】 連結会計 連結財務諸表作成の時代的要請ならびに作成方法について説明する。 【第15回】 前期授業の総括、総合テスト
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