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授業の内容(Course Description) |
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スポーツビジネスはある意味「権利ビジネス」である。権利が生じ、保護される背景には法律が存在します。 また、ビジネスである以上、各種法規制・社会規範・倫理の下での活動・行動が求められます。このような社会的責任や要請に応えることが「コンプライアンス」と呼ばれています。コンプライアンスの大きな部分を占めるのが「法令」遵守です。 この講義では、スポーツビジネスの背景にある法律の概要を日米の事例を交えながら解説し、スポーツビジネスに必要とする最低限の法知識を提供することを目的とします。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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スポーツビジネスに必要とする最低限の法知識の習得。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験における成績を基本とします(50%)。これに出席点(50%)を加えて全体の評価を決定します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:毎回、パワーポイントで作成したスライドを使用。同データを「授業のホームページ」でレジメとして提供するので各自プリントアウトして持参のこと。 参考文献: ①『実録メジャーリーグの法律とビジネス』 ロジャー・エイブラム 著 中尾ゆかり 訳・大坪政則 監修 (大修館) ②『スポーツ法』 神谷宗之助 著 (三省堂) ③『プロスポーツ経営の実務』 大坪正則 編著(創文企画)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・参考文献は是非読んでください。 ・「授業のホームページ」にはレジメの外に参考資料も添付していくのでこれらにも目を通してください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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現代企業に求められている姿勢がコンプライアンスであり、ビジネスパーソンには「法務知識」が欠かせない時代となっています。スポーツビジネスに関わる法律・法務問題をきっかけに、法律・法務の世界の勉強を深めていって欲しいので、照会があれば、その都度、最適と考える参考文献を紹介します。 なお、本講義は、秋期の「スポーツ法学総論Ⅱ」と相互に補完する関係にありますが、双方を履修することが必要というわけではありません。Ⅰ、Ⅱそれぞれで完結した内容とします。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 労働法と独占禁止法(米国の事例を参考に) 【第3回】 日本の独占禁止法(事例を中心に) 【第4回】 日本のプロ野球と労働法および独占禁止法 【第5回】 知的財産権法 【第6回】 著作権法 【第7回】 不正競争防止法 【第8回】 肖像権(プライバシーの権利とパブリシティの権利) 【第9回】 営業秘密 【第10回】 契約法 【第11回】 ライセンス、ネーミングライツ 【第12回】 シューズ・ビジネス 【第13回】 まとめ1 【第14回】 まとめ2 【第15回】 まとめ3と試験
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