Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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経営システム論 II 吉田 正樹
選択必修  2単位
【経営】 12-1-1120-1776-06

1. 授業の内容(Course Description)
 企業を取り巻く外部環境の変化に企業活動を適応させるための経営システムについて、経営と市場、経営と利害者集団、企業間関係にみられるシステムを中心に取り上げます。良好な市場関係を維持し発展させる経営システムとして販売や業務活動を重点的に説明していきます。利害者集団との協調または対抗システムについては最近の企業経営のグローバル化を説明しながら講義を進めていきます。企業集団については組立産業と部品供給産業間にみられる企業間の調整システムを取り上げていきますが、同時に生産システムの特徴に言及していきます。講義で取り上げる経営システムは日本企業を中心としていますが、欧米やアジア諸国との比較を随時とりあげ、日本的経営システムの特徴が分かるようにしていきます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 秋学期の講義は企業経営に生じる様々な対立の調整あるいは事前回避をはかるシステムを中心に説明していきます。今日的な課題である敵対的買収からの防衛システムや企業集団間の統制システムがなぜ必要とされるかを理解してもらうことになります。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期中の2~3回の小試験(20~30%)と期末試験の総合判定によります。平常点となる小試験は講義ノートを利用して解答してもらうので、受講後のノート整理を心がけてください。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 学生の要望に応じて参考文献を紹介していきます。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 企業経営について取り上げられる新聞や経済雑誌の記事、ニュースなどに関心を払い、日ごろから企業経営の実態について知識を身につけていってほしいと思います。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 専門用語の説明、また必要に応じて図表などを用いますので出席を心がけてください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 講義の内容説明と進め方について
【第2回】~【第4回】
 グローバル化の中の経営・所有関係と新たな利害者対立
【第5回】~【第7回】
 企業買収防衛システム
【第8回】~【第10回】
 内部事業部間の調整システム
【第11回】~【第14回】
 部品供給システムと研究開発システム
【第15回】
 まとめ