1. |
授業の内容(Course Description) |
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マーケティングⅡでは,マーケティングIの続きを講義する。 本講義では,先ず,マーケティングⅠに続けてマーケティング諸手段のプロダクト論とチャネル論の分析をしたあと,マーケティングの第2次世界大戦後の研究の特徴であるマーケティング管理論,マーケティング戦略論を取り上げる。 これらマーケティング管理論やマーケティング戦略論の内容を理解するとともに,これら研究を「実践と理論の関係」という観点から掘り下げ,実践における理論の役割について諸君に理解してもらいたいと考えている。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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マーケティング諸手段のプロダクトやチャネルの性格についての理解,および,マーケティング管理の諸概念さらに実践と理論の関係,理論の役割などについて理解すること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験100% (ただし,時々授業時に小テストを行う。小テストの得点は期末試験の得点に加算する)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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授業は,テキストを使用せず,講義ノートによる。講義資料として毎時間プリントを配布する。 参考書はその都度授業時に指示する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業中熱心にノートを取ることを心がけ,授業後,それにインデックスやアンダーライン,メモ書きなどを加えて,自分ならではのノートに作り上げる形で復習をすること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1)マーケティングの理解を深めるために,マクロ・マーケティングを論ずる「流通システム論」を合わせて履修することをお勧めしたい。 (2)大学の講義内容は授業に出ていないとなかなか理解出来にくいものである。 特に,本講義は,マーケティング実践の表面的なテクニックの背後にあるマーケティングの本質的側面を掘り下げて講義するので,授業に出ないと理解しにくいところが多く存在する。勿論,授業では講義内容を可能な限り平易に説明するが,諸君も授業に出ることを心がけ,講義内容を理解する努力をしてほしいと願っている。 諸君は講義内容を理解することにより,マーケティングの事例を理論の目でとらえることが出来るようになり,その結果,マーケティングに興味を覚えることになるだろう。そうなることを期待している。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 マーケティング諸手段の分析―プロダクト論― 【第2回】 マーケティング諸手段の分析―ブランド論― 【第3回】 マーケティング諸手段の分析―サービス論― 【第4回】 マーケティング諸手段の分析―チャネル論―(1) 【第5回】 マーケティング諸手段の分析―チャネル論―(2) 【第6回】 マーケティング諸手段の分析―チャネル論―(3) 【第7回】 学問(理論)と実践の関係 【第8回】 マーケティング行為と知識 【第9回】 理論的知識と認識進歩 【第10回】 マーケティング管理の性格 【第11回】 マーケティング戦略の性格―ポジショニング学派と資源ベース学派―(1) 【第12回】 マーケティング戦略の性格―ポジショニング学派と資源ベース学派―(2) 【第13回】 マーケティング管理・戦略の実践におけるマーケティング理論の役割 【第14回】 経済学的接近によるマーケティング理論構築の方法(1) 【第15回】 経済学的接近によるマーケティング理論構築の方法(2)
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