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授業の内容(Course Description) |
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コンビニは、なぜあんなに小さい店なのに多大に利用されているのだろうか。スーパーマーケットにはなぜ大きな駐車場があるのだろうか。なぜ古い商店街ではシャッターが下ろされたままである一方で、郊外にある大型ショッピングセンターやモールは賑わっているのだろうか。 諸君の身近に見られるこのような現象に「なぜ」という問を発して眺めてみると、今まで見ていたものが違って見えてくることに気づかされる。さらに、そこに働いている「原理的なもの」、「理論的なもの」を知ると、目にしている現象がなぜそのように生じているのかが解かり、だんだんと「原理的」、「理論的」に物事を見るおもしろさのとりことなるであろう。 本講義は、流通システムを成り立たせているそうした「原理的なもの」、「理論的なもの」を学ぶことにより原理的・理論的視点から流通現象を説明することを目的としている。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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流通にかかわる諸概念を理解できるようになること、および、現実の流通現象がどのような原理や理論を背負って展開されているかを説明できるようになること。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験100%。 ただし、平常授業時、不定期に小テストを行う。小テストの得点は期末試験得点に加算する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:田村正紀『流通原理』千倉書房、2001年
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストをノートを取りながら読むこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1)マクロ・マーケティングを扱う「流通システム論」をより良く理解するために、私が担当する「マーケティングⅠ、Ⅱ」の授業も合わせて履修することをお勧めしたい。 (2)原理的なものや理論的なものは目には見えず、頭を働かせなければ見つけられない。そのようなものは、まずは教わり学ばなければ気づかないものである。授業に出ること、そこから諸君の隠れた能力が芽を出すことになる。本講義が、諸君の知的欲求を啓発するものとなることを願っている。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 流通とは 【第3回】 流通の課業 【第4回】 流通産出と流通機能 【第5回】 経路構造の生成機構 【第6回】 取引による競争市場の形成 【第7回】 取引による垂直構造の形成 【第8回】 取引費用の節約機会 【第9回】 商業の介在原理(1)―情報縮約・整合の経済 【第10回】 商業の介在原理(2)―多数連結の経済 【第11回】 商業の介在原理(3)―流通の課業条件 【第12回】 商業分化 【第13回】 卸売商業の内部分化 【第14回】 卸売統合 【第15回】 まとめ
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