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授業の内容(Course Description) |
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情報システムの新しい分野の一つとして、地理情報システム(Geographic Information System: GIS)がある。地理情報システムは、これまで紙で描かれてきた地図をデジタル化し、地図上に表現された様々な情報(地理データ)を幾何学的に分析するシステム全般を指す。一般にはカーナビゲーションシステムやインターネットのデジタルマップなどに広く普及している。本講では、地理情報システムの基本的な原理を理解するために、簡易GISソフト「MANDARA」を利用して、地理データの可視化技法を中心に実習を行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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地理情報システムの基本的な原理を理解するとともに、簡易GISソフト「MANDARA」を利用して、地理データの可視化技法を習得することを目標にする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席点を基本とする。ただし、必要に応じて講義中に小テスト・小レポートを課し、それも評価に加える。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:後藤真太郎・谷謙二・酒井聡一・加藤一郎『MANDARAとEXCELによる市民のためのGIS講座 新版』、古今書院、2007、204p
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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自宅や大学などで常日頃からコンピュータに慣れ親しんでおくことが望ましい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この講義は実習形式で行うため、単位取得には出席が不可欠である。教室内設置の端末を利用するので、各自パソコンを持参する必要はない。地理情報システムの基本的な解説は、情報システム論IIで行うので、先行もしくは並行履修することが望ましい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 地理情報システムの特徴とMANDARAの操作方法 【第3回】 地図データと属性データとは?―階級区分図の作成を例に(1) 【第4回】 地図データと属性データとは?―階級区分図の作成を例に(2) 【第5回】 地図データと属性データとは?―コンビニエンスストアの立地分析を例に(1) 【第6回】 地図データと属性データとは?―コンビニエンスストアの立地分析を例に(2) 【第7回】 地価公示データの活用方法―東京都の地価分布図の作成を例に(1) 【第8回】 地価公示データの活用方法―東京都の地価分布図の作成を例に(2) 【第9回】 土地利用メッシュデータの活用方法―東京都八王子市の土地利用変化を例に(1) 【第10回】 土地利用メッシュデータの活用方法―東京都八王子市の土地利用変化を例に(2) 【第11回】 測地系と座標系 【第12回】 緯度経度の取得方法 【第13回】 e-Statを利用した国勢調査データの活用方法 【第14回】 白地図画像の地図データ化 【第15回】 まとめ
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