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授業の内容(Course Description) |
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時代や社会が激しく変化する過程に於いて 我々を取り巻く「スポーツ環境」も急激に、しかも大きく変わりつつある。今や世界共通の文化となったスポーツ活動を実践する人々を対象として その人々の“アメニティー”(居心地の良さ、住み心地の良さ)を改善して行く必要性は大いにある。その視座に立ち既存のスポーツ体制をハード、ソフト両面より見直すことは急務とされている。本講座では 現代社会に不可欠な存在となったスポーツの価値を再確認し、近代スポーツ発祥の地 英国 、米国等と比較して日本のスポーツ環境との差異、課題を抽出する。又、スポーツ活動環境のあり方を社会学的な側面から詳しく解説する。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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近代から現代という時代を俯瞰し、19世紀西欧社会で生まれた近代スポーツが如何に現代日本に定住したのかを理解する。 現代社会の光と影を見つめ直し、現代のスポーツ環境が内包する課題を自分なりに把握し、最適解まで到達する術を学んで欲しい。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席:7割以上の出席を前提とし 期末試験:70% 授業中に行う数回の小テストやレポート:30% 以上を総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『スポーツは誰のものか』杉山 茂 著(慶應義塾大学出版会) 参考文献に関しては授業内で紹介します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義の各項目に関して 自分なりの理解を深めること。 新聞 雑誌などのスポーツ記事・コラムを熟読のこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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2012年は「ロンドン オリンピック」が開催される年です。TV、新聞など各種マスコミが色々な角度で「スポーツ」を取材し、記事の露出が多くなります。一つ「スポーツ環境」「アメニティ」という観点からこれ等の記事を熟読してください。新たな一面が見えて来ると思います。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 授業の進め方 留意点 評価の方法 【第2回】 現代社会への考察(2) 【第3回】 日本人のスポーツ活動状況 【第4回】 スポーツの価値 【第5回】 スポーツ環境としての風土 *英国 米国との比較 【第6回】 スポーツの行政機構と施策 *スポーツ基本法 【第7回】 スポーツ施設の整備と管理運営 【第8回】 スポーツクラブ 【第9回】 スポーツの人的支援 【第10回】 スポーツとジェンダー 【第10回】 プロスポーツと企業スポーツ 【第11回】 スポーツの発展と資金 【第12回】 スポーツと倫理 【第13回】 スポーツイベント 【第14回】 *実務者講演 【第15回】 秋期のまとめと小テスト
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