Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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スポーツ環境論 II 谷崎 敦彦
選択必修  2単位
【経営】 12-1-1120-3242-04

1. 授業の内容(Course Description)
 時代や社会が激しく変化する過程に於いて 我々を取り巻く「スポーツ環境」も急激に、しかも大きく変わりつつある。今や世界共通の文化となったスポーツ活動を実践する人々を対象として その人々の“アメニティー”(居心地の良さ、住み心地の良さ)を改善して行く必要性は大いにある。その視座に立ち既存のスポーツ体制をハード、ソフト両面より見直すことは急務とされている。本講座では 現代社会に不可欠な存在となったスポーツの価値を再確認し、近代スポーツ発祥の地 英国 、米国等と比較して日本のスポーツ環境との差異、課題を抽出する。又、スポーツ活動環境のあり方を社会学的な側面から詳しく解説する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 近代から現代という時代を俯瞰し、19世紀西欧社会で生まれた近代スポーツが如何に現代日本に定住したのかを理解する。 現代社会の光と影を見つめ直し、現代のスポーツ環境が内包する課題を自分なりに把握し、最適解まで到達する術を学んで欲しい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席:7割以上の出席を前提とし
 期末試験:70% 授業中に行う数回の小テストやレポート:30%
 以上を総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『スポーツは誰のものか』杉山 茂 著(慶應義塾大学出版会)
 参考文献に関しては授業内で紹介します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 講義の各項目に関して 自分なりの理解を深めること。 新聞 雑誌などのスポーツ記事・コラムを熟読のこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 2012年は「ロンドン オリンピック」が開催される年です。TV、新聞など各種マスコミが色々な角度で「スポーツ」を取材し、記事の露出が多くなります。一つ「スポーツ環境」「アメニティ」という観点からこれ等の記事を熟読してください。新たな一面が見えて来ると思います。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス 授業の進め方 留意点 評価の方法
【第2回】
 現代社会への考察(2)
【第3回】
 日本人のスポーツ活動状況
【第4回】
 スポーツの価値
【第5回】
 スポーツ環境としての風土 *英国 米国との比較
【第6回】
 スポーツの行政機構と施策 *スポーツ基本法
【第7回】
 スポーツ施設の整備と管理運営
【第8回】
 スポーツクラブ
【第9回】
 スポーツの人的支援
【第10回】
 スポーツとジェンダー
【第10回】
 プロスポーツと企業スポーツ
【第11回】
 スポーツの発展と資金
【第12回】
 スポーツと倫理
【第13回】
 スポーツイベント
【第14回】
 *実務者講演
【第15回】
 秋期のまとめと小テスト