Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
スポーツ経営論 II 谷崎 敦彦
選択必修  2単位
【経営】 12-1-1120-3242-06

1. 授業の内容(Course Description)
 春期 スポーツ経営学Ⅰではスポーツ経営学の基礎を具体的な現場を例に取り上げることで習得した。スポーツ経営学Ⅱでは 市場規模が10兆円を超えると言われるこの日本のスポーツ産業に於いて スポーツ組織が自己の保有する又は派生する権利を如何に現金化して行くのか?具体的な手法について詳しく学ぶ。また、企業がスポーツ自体が持つ「求心力」「資産価値」を活用した自社商品、サービスの認知向上や売上増を狙った 「スポーツを利用したマーケティング(Markething through Sports)」についても実例を基にその意図、背景を学ぶ。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 プロスポーツの4つの収益源 1)スタディアム収入 2)放送権収入 3)スポンサーシップ 4)マーチャンダイジング の概略をしっかりと理解すること。 近年何故 一般企業が スポーツを活用する マーケティング手法(商品企画,広告,販促含む)を選択するのか? 仮説を持つこと。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席:7割以上の出席を前提とし
 期末試験 :70% 授業中に行う数回の小テストやレポート :30%
 以上を総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『プロスポーツ経営の実務』大坪 正則著(創文企画)
 参考文献は授業の中で紹介します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 自分が好きなスポーツ組織の「売上げ」「利益」などの動向を「観察する」「情報を集める」ことでマーケティング的(顧客目線)に「分析+仮説作り」の習慣化に心掛けること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 「経営学」や「マーケティング」用語の理解に努めること。何故 同じような業種 潜在力なのに結果として大きな差(売上げ,利益)が出てくるのか? 組織の効率化 、リーダーシップ 、 顧客への働き掛けの違いなど自分なりの仮説を持つこと。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス:授業の進め方留意点 評価の方法
【第2回】
 スポーツマネジメントとは?
【第3回】」
 関係性リレーションシップ マネジメントとは?
【第4回】
 Jリーグのマネジメント*浦和レッズ
【第5回】
 スポーツ組織論
【第6回】
 スポーツマーケティング4つの収益柱(その1)
 ゲート ビジネス
【第7回】
 スポーツマーケティング4つの収益柱(その2)
 TV放送権、メディア特性
【第8回】
 スポーツマーケティング4つの収益柱(その3)
 マーチャンダイジング
【第9回】
 スポーツマーケティング4つの収益柱(その4)
 スポンサーシップ
【第10回】
 スポンサーシップ *一般企業の場合
 「Marketing through Sports」
【第11回】
 世界的なイベント (その1)
 ワールドカップ
【第12回】
 世界的なイベント (その2)
 オリンピック
【第13回】
 ブランド戦略
【第14回】
 スポーツメーカーの戦略 *実際の担当者からの報告
【第15回】
 秋期のまとめと小テスト