Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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国際観光交流論A 柵木 鬼美夫
選択必修  2単位
【観光経営】 12-1-1130-1947-07

1. 授業の内容(Course Description)
 2007年には旧観光基本法が44年ぶりに全面改正され、観光立国推進基本法が成立し、2008年には観光庁が設立等、日本の経済・社会の発展のために不可欠な国家的課題の一つとして、観光立国の実現が位置付けられた。
 現在の日本は少子高齢化・長寿化、経済の疲弊・制度の経年劣化等の問題、加えて2011年3月の東日本大震災により未曽有の危機に直面しているが、それらの克服に向けては、交流人口の拡大による観光・地域活性化が期待される分野であることは揺るぎがない。
 そこで、世界の観光の現状を認識し、日本の位置付けを確認するために、日本の観光の現状をアウトバウンド・インバウンド・国内のスリーウェイで考察する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 観光の専門用語を理解し、観光の基礎知識を習得。
 国際および日本の観光の現状を把握し、考察力を身につける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業時間内にテストを実施し、その成績によって評価する。授業内試験の実施期日や実施方法については授業の中で知らせるが、授業ごとに設問。出席率により加点。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用しない。毎回テーマに応じた講義プリントを配付。
 参考資料:『観光白書 平成23年版』(国土交通省HP)
      『旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究』(観光庁HP)
      『宿泊統計調査』(観光庁HP)
      『統計データ』(総務省統計局HP、内閣府HP)
      『数字が語る旅行業』(日本旅行業協会、日本観光振興協会)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 上記の観光白書、旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究及び数字が語る旅行業を事前に読んでおくこと。
 授業終了時に出す課題について、レポート作成。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 社会に出てからの応用に役立つように、観光関連の基礎知識、考察力・対処力を身につけることを期待している。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 講義方針と計画、授業の方法と進め方、成績評価の方針説明、基礎知識
【第2回】
 世界の観光の推移、国家戦略(GDPトップ5ヶ国)、世界の観光の規模
【第3回】
 観光の基本概念、観光の語源・定義、ヨーロッパの観光、日本の旅
【第4回】
 観光振興の認知・課題、世界各国の観光の現状、観光客到着数
【第5回】
 海外旅行者数、観光収入
【第6回】
 観光支出、アジアの主要国の現状
【第7回】
 日本の構造変化、日本の観光の歴史
【第8回】
 日本の観光の歴史
【第9回】
 日本の観光施策、休暇改革
【第10回】
 日本の旅行市場の現状、日本の観光の規模、旅行消費額
【第11回】
 日本の観光産業のGDP、波及効果、日本のアウトバウンド
【第12回】
 日本のインバウンド
【第13回】
 日本の国内旅行、観光資源
【第14回】
 世界遺産、ジオパーク
【第15回】
 総括