Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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演習 II/演習 B ・ 演習 D 河野 正光
3年必修(22年度以降入学生)/2年・3年選択(21年度以前入学生)  2単位
【観光経営】 12-1-1130-2658-04

1. 授業の内容(Course Description)
 宿泊施設には、シティー・リゾートホテル等をはじめ数多くの種類があり、誰から見ても「夢のある事業」のひとつである。その裏では現在、既存ホテルと外資系ホテルとの戦いが激しくなり、帝国ホテルをはじめとする老舗ホテル等が、海外の著名でラグジュアリーなホテル(リッツ・マンダリン・ハイアット等)と生き残りをかけて競争している。まさに一番ホットな業界が宿泊業界といっても過言ではない。
 また地方では、地域活性対策として「魅力あるリゾートタウン・観光まちづくり」を推進し集客に努力し、成果をあげているところもある。
 リピーター客の多い観光地・宿泊施設の要件はなにか? そこにはどのような工夫がされているか?
これらの実情をインターネット・新聞・専門誌・書籍等、および夏合宿(フィールドワーク)から最新情報を収集・調査研究し、学生自らが営業責任者として経営・運営したいと思っている地域・宿泊施設を「ハード面、ソフト面、ヒューマン面からバーチャル経営」してもらいたい。どうしたら魅力的な地域・宿泊施設を経営できるのか実際に研究し、実現可能なものは事業モデルとして関係先に提案していきたい。
 数多くのテーマの中から好きなテーマを選び出し、数人でグループをつくり、自分達の研究興味のある部分について、従来の発想にとらわれることなく自由に研究してしてもらいたい。
 このゼミは、「創楽力(楽しみを創り出す)・企画力・発表力の育成」に成果をだしていきたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 秋期では宿泊事業(ホテル・旅館)および魅力的な観光・リゾート地の現状、マーケティング戦略、集客のための商品企画・イベント等の取り組み状況などを、研究課題の調査・グループ研究、フィールドワーク結果等を通じて理解することを目標としたい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席状況と、研究課題の取り組み・発表、企画内容(魅力度、企画力、実現性)、グループ討議の発表内容、演習活動、フィールドワークの成果、報告書のまとめ等の貢献度等で総合評価をする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 書籍・インターネット・専門誌・新聞・宿泊施設のパンフレット等から必要な資料を収集する。必要に応じテーマに関連した資料を配付する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 前週に資料収集(インターネット・専門誌等から)の内容を連絡するので、準備して授業に臨むこと。
 また、授業の最初に「前回の調査・研究のポイント」を発表してもらうので、よく整理しておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ゼミは、自分たちの「研究・調査を通じて楽しく学びながら成長する」ためにあるものなので、積極的に取り組んで欲しい。
 事前に研究課題を決め、グループ討議をし、発表することによって将来の「就職活動」にプラスになるようにプレゼンテーションのトレーニングもあわせて行う。この授業では、「考える→自分の言葉で表現する」訓練をすることによって社会人基礎力を育成したい。就職活動に備えて、時事問題討議・発表も実施したい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 演習方針・研究計画説明
【第2回】
 夏合宿(フィールドワーク)の調査・研究結果のまとめ(1)
【第3回】
 夏合宿(フィールドワーク)の調査・研究結果のまとめ(2)
【第4回】
 魅力的な宿泊施設(ホテル・旅館)の調査・研究結果 <グループ討議>
【第5回】
 観魅力的な観光・リゾート地調査・研究結果 <グループ討議>
【第6回】
 調査・研究結果の掘り下げ(1)
【第7回】
 調査・研究結果の掘り下げ(2)
【第8回】
 調査・研究結果の掘り下げ(3)
【第9回】
 調査・研究結果発表(1)
【第10回】
 調査・研究結果発表(2)
【第11回】
 調査・研究結果発表(3)
【第12回】
 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議(1)
【第13回】
 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議(2)
【第14回】
 調査・研究内容の最終まとめ
【第15回】
 調査・研究内容の最終まとめ(小冊子作製)