1. |
授業の内容(Course Description) |
|
労働法は、一般的に言えば、労働市場を規律する雇用保障法、就労者の労働条件の最低基準とその決定・変更のルールなどを定める個別的労働関係法、労働者の団結や集団的労働関係を規律する労働団体法という3つの分野の法から成り立っている。 労働法Aでは、このうち個別的労働関係法の分野を中心に取り扱う。なかでも、募集・採用、労働契約、人事異動、就業規則など雇用労働関係の基本的事項について、労働基準法と労働契約法の定めるところを重点に、その概説的説明を行いたいと考えている。 なお、個別的労働関係法の全般的理解のためには、A、Bの継続履修が望ましい。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
生存権原理に基づく労働法の体系とそこにおける雇用関係法の位置について理解するとともに、就労の現場を現に規律している雇用関係法の基本的知識を身につけることが目標である。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
定期テスト(80%)、出席状況及び授業への参加・発言状況(20%)を総合勘案して評価する。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト:適宜プリントを配布する。 参考文献:『小六法』(最新版)。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
配布されたプリントを事前によく読んでおくこと。 法律の条文や重要判例は六法全書や判例集で自分で調べておくこと。 適宜指示する参考書の該当箇所を繰り返し読むこと。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
小六法(最新版)は毎回必ず用意して参加すること。休まないで出席することは理解の前提となるので、その旨心がけて欲しい。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 ガイダンス 【第2回】 労働法の成立とその体系 【第3回】 日本国憲法と労働法の体系① 【第4回】 日本国憲法と労働法の体系② 【第5回】 労働基準法・労働契約法概説 【第6回】 労働憲章 【第7回】 就業規則① 【第8回】 就業規則② 【第9回】 労働契約① 【第10回】 労働契約② 【第11回】 労働契約③ 【第12回】 人事異動① 【第13回】 人事異動② 【第14回】 人事異動③ 【第15回】 まとめ
|