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授業の内容(Course Description) |
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憲法は国の基本法です。法規範の最上位に位置づけられるものです。憲法を学ぶことは、国の在り方や人権の重要さを勉強することを意味します。 国の在り方を論じるには、わが国の伝統や文化をどのように考えるか、の視点も欠かせません。したがって、明治憲法の制定過程や内容にも触れることになります。 前期の憲法Iは、日本国憲法の前半部分である基本的人権が中心です。なかでも、精神的自由権の「表現の自由」を最優先の課題として、取り上げます。 事件関係者の実名、匿名報道の是非などもトピックスの一つとして取り上げる予定です。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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講義内容のスムーズな理解。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末テスト。授業内小テストを実施することがあります。絶対評価を加えた相対評価。出席率が50%未満の場合、単位取得は原則できません。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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特になし。『小六法』は必携。授業のさいは、必ず持参してください。レジメ、関連資料は教室で随時、配ります。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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国会、政党、裁判などでの憲法関連の動きを新聞、テレビ、インターネットでフォローしておいてください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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憲法論議の動きを中心に新聞をよく読むこと。 シラバスは講義の目安です。講義の順番、内容は適宜、変更することがあります。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 憲法前史。一七条の憲法。黒船来航。明治政府の成立。 【第2回】 大日本帝国憲法(明治憲法)の制定。 【第3回】 終戦。日本国憲法の制定へ。国民主権。基本的人権。平和主義(国際協調主義)。 【第4回】 憲法前文について。 【第5回】 天皇。とくに女性、女系天皇について①。 【第6回】 女性、女系天皇について② 【第7回】 戦争の放棄。第九条について。 【第8回】 人権総論。 【第9回】 表現の自由① 【第10回】 表現の自由② 【第11回】 表現の自由③ 【第12回】 憲法二五条。生存権について。 【第13回】 憲法改正のための国民投票法案について① 【第14回】 憲法改正のための国民投票法案について② 【第15回】 まとめ
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