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授業の内容(Course Description) |
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法律は管理のための道具ではなく、国民一人ひとりが効率よく生活するために必要な社会のインフラである。人口減少に加えて少子高齢化に直面するわが国が高い経済水準を維持するためには、生産性を高め、経済活動を円滑にしていかなくてはならない。法律の趣旨を正しく理解することは制度を活用するための前提である。 法学概論A・Bは新たに法律学を学ぼうとする学生に道しるべを示そうとするものである。法律を積極的に活用して、現状を変革しようという志をもつ多くの学生が受講することを期待する。 本講義は、わが国法学界の最高峰の一人である我妻榮先生の名著『民法案内1・私法の道しるべ』をテキストとして、法律の基本原理と仕組みを理解し、その学び方を習得することを目的とするものである。 テキストは、その表題を超えて、公法を含めた法律学全般に対する入門書として適切であるので、講義はほとんどテキストに沿って行われるが、補充すべき箇所に関してはプリント等を配布する。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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法学概論Aでは、第一段階として、法規範の特徴、特に道徳・しきたりなどとの類似点・相違点を理解すること、第二段階として、公法と私法並びに成文法と不文法の関係を体系的に修得することを目標とし、一部の分野については、第三段階の目標である、具体的な事例に即した法律の適用を学ぶ。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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8回目の講義(6月上旬)時間中に中間テスト(小テスト)及び14回目又は15回目の講義(7月)時間中に期末テストを実施し、その両テストの成績を中心に出席状況を勘案して総合的に判断する。具体的な評価方法は、開講後早い時期に講義で説明する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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我妻 榮著、遠藤 浩・川井 健補 訂『民法案内1 私法の道しるべ』勁草書房、をテキストとして使用する。なお、必要に応じて追加資料を配布する。 内田 貴著『民法改正―契約のルールが百年ぶりに変わる』ちくま新書、は最近の法律改正の動向を知るうえで参考になる。講義でもしばしば引用するので読んでおくこと。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義の進捗状況に合わせてテキストを精読し、中間及び期末試験に際してはテキストに記載された事例の理解に努めること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義には必ず『六法』とテキストを持参のこと。講義中に条文を引用し、『六法』で確認する。テストも『六法』を活用して解答する形式にするので、『六法』に親しんでおくこと。 講義中の入退室と私語は、講義の進行と他の学生の聴講の妨げとなるので、厳に慎むこと。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】・【第2回】 法とは何か 【第3回】 日本法の生い立ち 【第4回】 定義または法律概念 【第5回】 教科書・参考書の読み方 【第6回】 条文の取り扱い方 【第7回】 法の体系 【第8回】 憲法・行政法 【第9回】 刑法・国際法 【第10回】 私法の基本原理 【第11回】 民法と商法 【第12回】 会社法 【第13回】 労働法と経済法 【第14回】 独占禁止法と米国反トラスト法 【第15回】 春学期のまとめ
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