Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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政治学入門 I 平谷 英明
2群  2単位
【二群】 12-1-1210-0720-06

1. 授業の内容(Course Description)
 政治は我々の暮らしや幸福に直結する大切なものであるにもかかわらず、いわゆる政治離れや政党離れが言われる昨今である。そこで、政治の果たす役割やそのシステムやアクターなどについて、歴史を例に説明するととともに、一方で、できるだけ最新の実例や興味のもてる話題などを取り込みながら、政治学の基礎的な概念を身に付けることができるようにする。
 特に、今年は、アメリカ、フランス、ロシア、中国、韓国などでリーダーの交替や承継が行われる予定で、場合によっては権力の空白も懸念されるところである。このような今日的な話題もふんだんに取り入れながら、生きた政治を実感できるようにする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 政治学の基礎的な概念を身に付け、最近の国内政治、国際政治をより深く理解できるようにする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 テストに出席、受講態度を加味して評価する。
 テストは、それぞれ3分の1程度の割合で、 True or False(本当か嘘か)問題、穴埋め問題、テーマについての記述問題とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献:加茂利男・大西仁・石田徹・伊藤恭彦 著 『現代政治学』 有斐閣アルマ
      平谷英明 著 『一番やさしい地方自治の本』 学陽書房
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 事前に、参考文献に目を通しておいてもらいたい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 日頃から、新聞、雑誌の政治や選挙などの記事に目を通すように努めてもらいたい。
 質問は随時受け付けるので、積極的に質問してもらいたい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 政治とはアートである(ビスマルク)
【第2回】
 政治の特性(正義と力、友と敵の区分 カール・シュミットなど)
【第3回】
 政治における正統性(カリスマ的、伝統的、憲法的 マックス・ヴェーバー)
【第4回】
 政体論(民主、貴族、君主 モンテスキュー、アリストテレス)
【第5回】
 元首論(大統領、首相、君主)
【第6回】
 国民主権 代議制民主主義 (チャーチル)
【第7回】
 大統領制 議院内閣制 首長制(自治体)
【第8回】
 選挙制度あれこれ
【第9回】
 間接民主主義と直接民主主義
【第10回】
 住民集会(スイス)、町村総会、直接請求、住民投票条例
【第11回】
 国会 最高機関で唯一の立法機関 二院制と一院制
【第12回】
 内閣 行政
【第13回】
 裁判所 司法 消極主義から積極主義へ
【第14回】
 三権分立(アメリカ型とイギリス型)
【第15回】
 まとめ