Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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企業コンプライアンスA 大村 多聞
選択  2単位
【法律】 12-1-1210-1739-01

1. 授業の内容(Course Description)
 取締役は法令順守を含む内部統制システムを構築し運用する義務があることが会社法上明確にされた。企業法務の現場での長年の経験を基に、法律ユーザーの視点・企業内部の視点で、コンプライアンスと内部統制の関係を中心に企業コンプライアンスについての議論と実務をわかりやすく解説する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 職業人となったときに必要とされるコンプライアンスに関する基礎的素養を身につける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業中不定期に最低3回行なう小テストの結果と、最終授業内試験の結果の総計で評価する。
 小テストを一度も受けない履修者には最終授業内試験の受験資格が与えられない。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考書:小林 秀之 編『内部統制と取締役の責任』(学陽書房、2007年)3,800円
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 事前に会社法を一通り学習していることが望ましい。また、授業の後で疑問や興味を持った点について参考書の関連部分等を学習することが望ましい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業内容につき疑問を持った点・さらに説明して欲しい点について積極的に質問することを望む。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 コンプライアンスの意義
【第2回】
 コンプライアンスとCSR
【第3回】
 企業統治と内部統制
【第4回】
 取締役の責任(1)
【第5回】
 取締役の責任(2)
【第6回】
 株主代表訴訟(1)
【第7回】
 株主代表訴訟(2)
【第8回】
 内部統制の経緯
【第9回】
 大和銀行株主代表訴訟事件
【第10回】
 エンロン事件とSOX法
【第11回】
 神戸製鋼所株主代表訴訟事件
【第12回】
 ヤクルト株主代表訴訟事件
【第13回】
 三菱商事株主代表訴訟事件
【第14回】
 ダスキン株主代表訴訟事件
【第15回】
 授業内試験