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授業の内容(Course Description) |
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行政法の理論、諸概念は、行政と国民の関係を適正に規律し、紛争の的確な解決に役立つことによって真価を発揮するものといえます。具体的な事案は、理論と現実が切り結ぶ場として、行政法理論を検証し、それを発展させる場としても有益なものです。結論だけでなく関連する制度や様々な議論も含めて幅広く検討することにより、さらに行政法と行政上の問題についての理解が深まり、また将来に向けての応用力も培われるものです。具体的な行政法の事例問題についてその奥行きをとらえ、論点を整理し、発表し、討論を行うことによって行政法と行政のあり方を考えていきます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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行政法に関する具体的事例について研究を行い、行政の法的側面に対する理解を深めることを目標とします。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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毎回の担当者による報告の内容とそれに対する全員の討議の状況等により、評価を行います。一定以上欠席した場合には単位は認められないので、注意すること。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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小早川・宇賀・交告編『行政判例百選Ⅰ(第5版)』(有斐閣)を基本とする予定です。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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行政の諸問題について常に関心をもっておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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全員が課題について予習をしてきて積極的に討議に参加すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】~【第14回】 事例について、あらかじめ指定された担当者が、それぞれ事案、当事者の主張、関連する判例や考え方等を報告し、それを基に全員で討議・研究を行います。 【第15回】 今学期の研究成果の取りまとめ
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