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授業の内容(Course Description) |
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民法は私人と私人の財産関係や身分、親族関係についてルールを定める。本科目は、このうち債権、とりわけ債務者が弁済をするための資金を準備できないなどの理由からこれを果たせず、債権者が満足できない場合に備えた債務者の履行を確保するための制度について主に取り扱う。 抽象的な規定が多く、また当事者が二者ではなく三者以上になっているため、かなりややこしい印象を受けるかもしれないが、現実の社会において有用性がないわけではない。むしろ、一般企業、とくに金融取引にかかわる企業に就職する人は理解しておくことが望ましいであろう。また、抽象度が高いからこそ、興味深い分野である。なるべくわかりやすく説明し、その面白さを味わい、民法の枠組みを理解してもらうことを目指す。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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債権総則に関する基本知識や全体構造を理解し、(資料を参照しながら)文章で説明することができるようになる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験(レジュメ、六法および自筆ノート持込み可)による。原則として、小テスト、レポート、出席そのものによる加点はおこなわない。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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配布するレジュメを参照しつつおこなう。 必ず六法は各自持参すること。 大村敦志『基本民法Ⅲ 債権総論・担保物権〔第2版〕』(有斐閣、2005年)※省略しているところもあるがわかりやすい 内田貴『民法Ⅲ〔第2版〕債権総論・担保物権』(東京大学出版会、2005年) 中田裕康『債権総論〔新版〕』(岩波書店、2011年)※やや難解か 潮見佳男『プラクティス民法債権総論 〔第3版〕』(信山社、2007年)※やや難解か
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・わからない箇所については質問してください。 ・債権法の全体像のなかでどこに位置づけられるところの話を聞くのか(または聞いたのか)を確認する。 ・試験は持ち込み可ですが、だからといってどこに何が書いてあるかくらいは把握していないと答案作成はできないので、そのつもりで必要な準備をすること。言うまでもないことですが、試験前にまとめてやるよりも定期的に予習復習をするほうが理解は深まります。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この授業の履修者は債権総則Aの授業を受講しているものとして授業をおこないます。 また、授業中条文が出てきたら持参した六法をひくようにしてください。皆さんが思っている以上に、条文を実際に確かめることは重要です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス・イントロダクション 【第2回】 第三者による債権侵害 【第3回】 責任財産の保全(1)債権者代位権 【第4回】 責任財産の保全(2)債権者代位権 【第5回】 責任財産の保全(3)詐害行為取消権 【第6回】 責任財産の保全(4)詐害行為取消権 【第7回】 責任財産の保全(5)まとめ 【第8回】 債権の担保(1)多数当事者の債権債務 【第9回】 債権の担保(2)多数当事者の債権債務 【第10回】 債権の担保(3)多数当事者の債権債務 【第11回】 債権の担保(4)人的保証:保証債務 【第12回】 債権の担保(5)人的保証:連帯債務 【第13回】 債権の担保(6)まとめ 【第14回】 まとめ 【第15回】 授業内試験(予定、正式には追って告知) ※進捗状況などに応じて変更する可能性があります。
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