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授業の内容(Course Description) |
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この演習では、政治学を学ぶ。政治学の主な対象は「統治 governance」「権力関係」「国際関係」等である。しかし普通の人は、なにも政治家や官僚になるために政治学を学ぶというわけではない。それでは、政治学はいったい何の役に立つのかと、あえて実利的な言い方をすれば、問題解決の方法を発見する思考訓練となり、組織や個人の意思決定を理解する手だてとなり、人間や物事に対するリアルな見方を可能にする学問だということになる。 このため本演習では、「柔軟な発想」や「バランスのとれた解釈」というものを重視しながら、日本と外国の政治外交に関する良質な文献を読んで、さまざまな事象を検討する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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1)優れた研究成果・原典等に触れて、政治外交に関する豊かな知識を獲得する。 2)複雑な事象を多角的かつ現実主義的に解釈する方法を習得する。 3)学問的リテラシーを向上させ、「自己表現」の技術を習得する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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研究報告、毎回の質疑応答、平常点などを総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは授業開始時に知らせる。 参考文献については適宜、授業中に紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストの毎回の講読範囲をしっかりと事前に読んだうえで演習に臨むこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・日常的に新聞、雑誌、テレビ等を通じて時事的ニュースに触れ、社会的関心を高めること。 ・演習に参加して学習する過程で、おのずと知的な情報量は増える。だから「自分は政治や歴史についての知識がないから、ついていけない」などと心配する必要はない。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 課題設定・分析の方法 【第3回】~【第14回】 報告と討論 【第15回】 議論のまとめ
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