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授業の内容(Course Description) |
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前期に引き続いて、一条天皇の中宮、藤原定子に仕えた清少納言の『枕草子』を読んでいきます。この作品には平安時代の文化が凝縮されており、衣・食・住の生活を基盤として、文学・芸能・道徳・信仰・宗教などの生活文化が記されています。 『枕草子』を読んでゆくことによって、そうした平安朝の宮廷社会に身を置くことになるわけですが、その世界を理解するためには作者の視座から本文を正確に読み解いてゆく必要があります。この授業では、そのための演習をおこないます。 授業は、発表形式をとります。毎回、担当者がことばの意味を調べ、本文の現代語訳をつくり、重要な事柄については調査して、レジュメを作って発表します。担当箇所について発表者は自分の考えや感想を述べて、問題点については全員で討論したいと思います。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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・辞典類を参照して古典の文章を読解できる力を身につける。 ・自ら課題を見出して調査し研究する力を身につける。 ・調査した結果を口頭で発表し、文章にしてまとめる力を身につける。 ・日本の文化についての深い教養を身につける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況(50%)と発表・レポート(50%)によって総合評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは、こちらで「枕草子」のプリントを用意します。 参考文献は授業中に指示します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業の予習としてプリントをよく読んできてください。そして、意味のわからない言葉については辞書などを使って調べてきてください。また、理解できない事柄については文章にしてまとめて授業時に質問してください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業時には質問や意見など積極的に発言してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 『枕草子』についての解説。レジュメの作り方。辞典・参考書について。 担当者の割り当て。 【第2回】・【第3回】 第271段「成信の中將は」を読む 【第4回】 第272段「常に文おこする人の」~第277段「方違などして」を読む 【第5回】 第278段「雪いと高く降りたるを」~第280段「三月ばかり物忌しにとて」を読む 【第6回】 第281段「清水に籠りたる頃」~第286段「うちとくまじきもの」を読む 【第7回】 第287段「右衞門尉なる者の」~第291「よろしき男を」を読む 【第8回】 第292段「大納言殿まゐり給ひて」を読む 【第9回】 第293段「僧都の君の御乳母のままと」を読む 【第10回】 第294段「男は女親なくなりて」~第302段「紋はあふひ」を読む 【第11回】 第303段「夏うすもの」~第306段「こころづきなきもの」を読む 【第12回】 第307段「宮仕人の許に」~第312段「人の顏に」を読む 【第13回】 第313「工匠(たくみ)の物」~第316段「女房のまゐり」を読む 【第14回】 第317段「好き好きしくて」~第318段「清げなるわかき人の」を読む 【第15回】 第319段「前の木だち高う」を読む レポート提出
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