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授業の内容(Course Description) |
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『源氏物語』の入門講座で、作中人物論を中心にして作品研究を進めていきます。光源氏や紫の上、明石の君、六条御息所といった主要人物に照明を当てて、その人物像を明らかにし、その人物の荷う意味や思想、物語世界に果す役割や機能を考察します。 特に先行の物語の話型、たとえば「天人女房説話」「異郷訪問説話」「継子いじめ」「生田川説話」などの物語との比較検討によって『源氏物語』の独自性を明らかにしていきたい。また、生霊・死霊といった怨霊信仰の問題、六道輪廻や極楽往生といった仏教思想の問題についても考えていきます。 具体的にはプリントを配布して『源氏物語』の主要な場面を読みながら諸説を紹介して解説してゆくことになります。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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授業の内容を理解し、研究の課題を把握したうえで、自分の興味をもった事項について整理・調査し、自分の意見や考えを発表できるようにする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況を前提(50%)として、授業内試験(50%)で総合評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:こちらでプリントを用意します。 参考文献:授業中に指示します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業の予習としてプリントをよく読んできてください。そして、意味のわからない言葉については辞書などを使って調べてきてください。また、理解できない事柄については文章にしてまとめて授業時に質問してください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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復習してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】・【第2回】 源氏物語と紫式部(作者・成立) 【第3回】・【第4回】 藤壺の物語1(「輝く日の宮」の問題・天人女房説話) 【第5回】 藤壺の物語2(伊勢の斎宮の物語・伊勢信仰) 【第6回】 藤壺の物語3(呂太后と戚夫人・皇后(中宮)の位置) 【第7回】・【第8回】 紫の上の物語1(紫のゆかり・賀茂信仰) 【第9回】 紫の上の物語2(かぐや姫の物語) 【第10回】 紫の上の物語3(継子いじめの物語) 【第11回】 明石の君の物語1(高藤伝説・山蔭流藤原氏) 【第12回】・【第13回】 明石の君の物語2(住吉神の霊験譚) 【第14回】 明石の君の物語3(海宮遊行説話) 【第15回】 授業内試験
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