Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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出版文化論 I 根本 昌夫
選択  2単位
【社会】 12-1-1310-0412-01

1. 授業の内容(Course Description)
 出版文化とひとくちに言っても、作品・作家・文学史・雑誌・造本など広範囲な射程を意識していかねば、捉えきれるものではありません。今期は「雑誌と出版史」といった角度から、出版文化のジャンルの断層をみていきます。
 個別的にはそれぞれの雑誌から、どんな著者・著作が生まれ育ったかを縦糸に、それぞれの雑誌を代表した作品を横糸に、出版文化論を展開していきます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 雑誌を中心に代表的出版社の歴史とその出版理念を通して現代日本の出版文化を理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席率、受講態度、レポートの評価を総合して行う。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 講師作成のテキストプリントを毎回配布。また各雑誌を授業時に随時指定。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 課題提出
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 特になし
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 出版文化と雑誌概論
【第3回】
 講談社1 大日本雄弁会と「キング」まで
【第4回】
 講談社2 「群像」から「少年マガジン」まで
【第5回】
 新潮社1 文芸出版社としての「新潮」 
【第6回】
 新潮社2 新潮ジャーナリズムと「週刊新潮」
【第7回】
 文芸春秋1「文芸春秋」と菊池寛
【第8回】
 文芸春秋2 芥川賞と直木賞
【第9回】
 角川書店1「俳句」と「短歌」
【第10回】
 角川書店2 メディアミックスと「野生時代」
【第11回】
 中央公論社の戦前と戦後
【第12回】
 岩波書店 夏目漱石から責任販売制と再販制の問題まで
【第13回】
 小学館 学年誌から「ビッグコミック」まで
【第14回】
 集英社 「すばる」から「少年ジャンプ」まで
【第15回】
 教場レポート