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授業の内容(Course Description) |
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【海外の視点:日本文化論にみる文化交流】 近代日本と日本文化について考察する際、海外からの視点はときに私たちを叱咤し、また魅了する。海外からの日本理解を時代状況をふまえながら考察し、多様な文化交流の様相を浮き彫りにしていく。 東アジア、インド、アメリカ、ヨーロッパ、世界の事例をバランスを考慮して扱う予定である。 『「縮み志向」の日本人』(李 御寧)、『ナショナリズム』(ラビンドラナート・タゴール)、『シュリーマン旅行記・清国・日本』(ハインリヒ・シュリーマン)、『菊と刀』(ルース・ベネディクト)、『表徴の帝国』(ロラン・バルト)、『日本史』(ルイス・フロイス)、『大アジア主義』(孫文)、『弓と禅』(オイゲン・ヘリゲル)、『徳川時代の宗教』(ロバート・ベラ)、『歴史の研究』(アーノルド・トインビー)、『木のこころ The Soul of a Tree』(ジョージ・ナカシマ)など。 上記はリストの一例であるが、最新の思想や考察も紹介していきたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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海外の視点による多様な日本文化論を学ぶことにより、文化への鋭敏かつ柔軟な感受性を養う。また、授業内で学んだ内容をふまえながら、自らが独自に考えた感想を交え、1000字以上の考察をまとめる力を身につける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業参加(60%)、授業内試験(40%)を目安とする。期末試験のテーマは試験の約1~2週間前に発表する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト・参考文献は講義中で紹介する。必要な資料はプリントで配布する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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後に取り上げる日本文化論と比較しながら考察を深めるため、先に取り上げた日本文化論に関する講義ノート・配布資料を順次復習していく。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業にきちんと出席し、講義内容に集中して理解を積み重ねていくことが必要である。また、効果的にノートをとることが肝心である。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】・【第2回】 「近代日本と海外知識人」 授業で扱う思想家について概論的なガイダンスを行う。 【第3回】・【第4回】 「東アジア知識人の日本論」 【第5回】・【第6回】 「アメリカ知識人の日本論」 【第7回】・【第8回】 「ヨーロッパ知識人の日本論」 【第9回】・【第10回】 「インド知識人の日本論」 【第11回】・【第12回】 「その他知識人の日本論)」 【第13回】 「海外知識人の日本論・まとめ」 【第14回】 「まとめと期末試験」 【第15回】 「期末試験答案返却・全体講評」 *以上の順序は入れ替わることがある。また、社会状況、国際情勢の変化に応じて、新しいトピックを加える。
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