Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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比較文化演習B I 濱田 陽
選択必修  2単位
【日本文化】 12-1-1310-0430-11

1. 授業の内容(Course Description)
 【日本文化を国際的・学際的視野に立って研究】
 日本文化を国際的・学際的視野に立って研究する基礎力を養う。
 【ラウンドテーブル・発表・グループによるゼミ運営】
 最初に、文化研究の基本方法について学び、教員・他受講生とラウンドテーブル形式でディスカッションしながら、各人の関心について情報を共有する。自分の興味が明確になってきたところで、1年をかけて本当に意欲をもって取り組めるテーマを設定する。その上で、数人が所定の発表形式により発表する。
 1プレゼンテーション、2進路、3校外学習、4教員・メンバーの4つの領域に関するグループをつくり、ゼミ運営に貢献することにより、主体的・集合的学習能力を高める。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 【文化研究の基本的ルールを理解、「作業レジュメ」をまとめる】
 1)文献資料、2)インターネット、3)フィールド(現場)の三つの情報を総合的に収集・選択・分析し、アウトプットする基本的ルールを理解し、A4用紙5枚~7枚程度の「作業レジュメ」をまとめる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 発表・「作業レジュメ」(50%)、グループによるゼミ運営・出席・ディスカッション(50%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 必要な資料はプリントで配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 自分のテーマについて日常生活のなかで常に考える習慣をつくる。テーマに即した文献・資料を収集し、情報を蓄積していく。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 【全体の問題関心にコミットし、自分のテーマをつかむ】
 今日の日本文化研究は多岐にわたっている。宗教、民俗、歴史、文化交流、思想、文学、芸術から生活文化、大衆文化、環境、メディアまで、新旧の研究潮流や方法論、教員と他受講生の問題関心にコミットしながら、自分自身のテーマをつかみ、丁寧に具体化していって欲しい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 「日本文化研究の多様なテーマと方法」
 日本研究の多様性を鳥瞰してもらうために I 歴史、構造、比較、交流、V 日本研究の研究という5つのフェーズを説明するとともにタイトル、サブ・タイトルのつけ方、「作業レジュメ」の作成法(とくにオリジナリティある研究対象のしぼり方)などを講義する。
【第2回】・【第3回】
 「ラウンドテーブル形式でのディスカッション・グループ決定」
 自分と教員、全受講生間の文化的関心の違いや共通点を知り、テーマを設定する。
【第4回】~【第13回】
 「発表・ゼミ運営」
 出典を明らかにし、資料そのものと自分の分析を区別できるよう配慮しながら、詳しい資料紹介・分析を行う。
【第14回】
 「「作業レジュメ」提出」
 自分のテーマの資料紹介・分析を中心としたレポートを提出する。
【第15回】
 「「作業レジュメ」返却」
 *以上の順序は入れ替わる可能性がある。また、校外学習を実施することがある。