Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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漢文 I 原田 二郎
選択  2単位
【日本文化】 12-1-1310-0435-01

1. 授業の内容(Course Description)
 中国古典文の基礎的読解力を身につける。
 わたし原田は今年、他に中国文化概論、中国文化講読などを担当しているが、この科目はより基礎的な講義である。具体的には、歴史書の文章、詩、随筆など、私が準備したテキストをゆっくり講読していきながら、中国文化の基礎的な知識を身に付け、また古典文の語法を学んでいく。
 難しく考えずに、中国の古典文学に親しむ(それは素晴らしい宝庫なのだから)ことが第一だ。
 前期は主に故事成語を読む。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・中国の古文を読む基礎的な力をつける。
 ・中国古典文化に親しむ。
 ・高校などの国語教員をめざす人には、必要な基礎力が身につくように。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末の筆記試験。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『これでわかる基本漢文マスター』文英堂 520円
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 前回学んだことをノートなどで復習して、次の授業に臨むこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 遅刻・私語・携帯いじりなどをしないこと。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 導入 授業のコンセプトの説明、「漢文」とは何か、どんなテキストを用いるか
【第2回】
 基礎文法 熟語・文の基礎構造、短文の構造を知る
【第3回】
 「返り点」になじむ(1) 短文を例にとって
【第4回】
 「返り点」になじむ(2) 文章を訓読してみる
【第5回】~【第9回】
 故事成語
【第10回】~【第14回】
 歴史書の文章
【第15回】
 まとめ
 学期を通じてテキストをゆっくり読んでいきながら、そこに出てきた語法や用語について、適宜、説明をしていく。
  再読文字
  受身形
  使役形
  否定形
  疑問形
  反語形
  接続形
  比較形
  限定形・累加形
  抑揚形
 などを説明する。