Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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教育実践課題研究 II 新倉 アキ子
必修  2単位
【教職大学院】 12-1-1331-1860-02

1. 授業の内容(Course Description)
 <A、B類学生共通>
 「教育実践課題研究Ⅱ」は、自己の設定した実践的研究課題を究明するために、2年次(現職教員1年修了では1年次)に設定されている。実習の場は、学校に特化した課題であれば連携協力校となるが、課題の性格によっては異校種、教育センター等関係機関における実習も想定される。研究計画書を作成するための事前指導、実習校・実習機関の実習担当者及び大学教員による継続的指導、大学教員による巡回指導を受けて、高度な実践的研究活動が行われる。
 実践的研究課題に対して自ら企画・立案した解決策に基づいて実践に取り組み、その成果を実証的論理的に分析し、総合的に考察した上で報告書としてまとめる。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 自己の研究課題を、実践を通じて具体的に究明し、教職の専門家としての実践力と実践的研究能力を育成する。
 <A類学生>
 ・自己の設定した実践的研究課題を、連携協力校などにおける実践を通して具体的に究明し、その成果を論理的分析的に評価し、次の実践に結びつけて創造的に展開できる柔軟な課題解決力、教職の専門家としての実践力(対応力)及び実践的研究能力を身につけることを目指す。
 <B類学生>
 ・具体的な事実(エビデンス)に基づいて理論と実践を融合する力とコーディネートする力、幅広い視野から学校教育課題を究明し、協働による実践を通じて課題解決を図る先導的な課題解決力、更に、専門的・実践的な知識と技能を有し学校や教員に対して的確にアドバイスできる指導助言力の基盤となる実践的研究能力及び実践力(対応力)とを身につけることを目指す。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 実習校等からの評価、実習記録、実習報告書、課題研究報告書等を参考として総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:特定のテキストは使用しない。
 参考書:適宜紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
7.
授業の計画(Course Syllabus)
 1実習期間
  ・5~12月(1年修了プログラム[現職教員のみ]は、1年次に実施。他は2年次に実施)
 2主な実習内容
  ・自己の設定した課題等について実践的に究明し、報告書として整理
  ・自己の設定した実践的課題に基づく実習と研究
  ・その他の課題(例)
    中学校・高等学校・特別支援学校等における教育活動の観察や実際
    幼稚園、小中一貫校、中高一貫校の教育活動の特色や成果・課題の把握
    教育委員会制度・地方自治に関する理解及び指導行政にかかる実務
    自己の課題に基づくキャリアプランの作成
 3実習の方法
  ・実習は、連携協力校のみならず、学生の設定した実践的課題により、中学校、特別支援学校、教育委員会等で実施する。
  ・実習は、学生の実践的課題により、連続型、分散型(毎週1日程度)のスタイルを取る。
  ・学生は、自己の設定した実践的課題並びに研究計画に基づいて実習・研究を行う。
  ・実習の過程・報告書作成において、学生、担当教員、大学教員による指導の会を定期的に実施し、指導する。