1. |
授業の内容(Course Description) |
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中学校社会科や高等学校地理歴史科は内容的な教科であり、授業改善のポイントは教材研究にあることを理解し、具体的な事例を通して教材開発のための着眼点や教材化の工夫などについて考える。その際、前半は地理教材、後半は歴史教材を取り上げて検討する。また、現実には社会科嫌いの生徒が多いことや学習指導要領の改訂のポイントを踏まえ、生徒の興味・関心の喚起や習得と活用の関係に留意した取り扱い、教材開発を工夫するようにする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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1 内容的な教科である中学校社会科や高等学校地理歴史科では、教材研究が必要不可欠であり、それが授業づくりの生命線になっていることを理解し、教材研究、教材開発の視点や方法、留意点の習得に意欲を持って取り組むことができる。 2 習得と活用(探究)の学習に関心を持ち、その点に留意して地理や歴史の指導計画の作成に意欲を持って取り組むことができる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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次の点を総合して判定する。 期末テストの出来(50%)、レポート等の出来(30%)、授業の出席、参加状況(20%)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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文部科学省『中学校学習指導要領解説 社会編』日本文教出版 文部科学省『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』教育出版 なお、参考文献は授業の中で適宜紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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前時の最後に、次時のテーマや課題等について確認するので、それを踏まえてテキストの該当箇所を熟読したり、事前に調べたり資料収集などして授業に参加するよう努めること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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ワークショップや話し合い等の活動が多く、その説明を授業の最初に行うので遅刻は厳に慎むこと。なお、遅刻しても授業への参加は拒まないが、出欠の面では欠席扱いとする。また、活動のためのグループは随時編成するので日ごろの仲間の壁を乗り越えての出会いを楽しみ、積極的に参加するよう努めてほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 日本は南北に細長い国って本当なのか? 【第3回】 日本は大きい国か、小さい国か 【第4回】 梅雨は田植えの季節だったはずだが、今は? 【第5回】 北海道ではなく北陸が豪雪地帯なのはなぜ? 【第6回】 東京からみたニューヨークの方位は北北東、ではニューヨークからみた東京の方位は? 【第7回】 ミニ国家がたくさんみられるのはなぜ? 【第8回】 人間だけが世界中に居住できるのはなぜ? 【第9回】 時間の長さに応じた年表を書いてみよう 【第10回】 縄文、弥生を1時間で取り扱う工夫 【第11回】 モンゴル帝国の拡大~元寇~鎌倉幕府の滅亡を1時間で取り扱う工夫 【第12回】 中世と近世の転換期をどう扱うか 【第13回】 ヨーロッパ列強が諸地域を植民地化した根拠とは? 【第14回】 産業革命、世界恐慌の取り扱いを工夫しよう 【第15回】 現代史の取り扱いを工夫しよう
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