Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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教育方法論B 小山 福司
選択必修  2単位
【教育】 12-1-1333-0226-06

1. 授業の内容(Course Description)
 後期・教育方法論Bでは、教育方法の歴史を中心に講義する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 1.教育方法の歴史についての知識を習得する。
 2.特に授業改造の歴史に学び、教育改革についての視点をもてるようにする。
 3.教育方法をめぐる諸概念についての理解を深める。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業中に提出物を求めることができれば、それで授業への参加状況(内容を含む)を判断し(30%)、最終試験の結果(70%)と合わせ、総合的に評価する。
 教育実習、介護等体験などで出席できない場合には、事前・事後に必ず連絡すること。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献:佐藤 学『教育の方法』(左右社)は、持っていて損はない。その他、講義の中でも随時紹介する。 前期・教育方法論Aで示した『よくわかる授業論』の他に、田中耕治編『よくわかる教育課程』(ミネルヴァ書房)もブックセンターに数冊置いておいてもらうので、必要に応じて手に取ってほしい。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 講義内で紹介する教育方法の歴史や諸実践、また教育方法をめぐる諸概念については、関心に応じて各自文献にあたるなどして理解を深めてほしい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業に出席していなければわからないことが多いはずである。主体的な聴講を期待する。
 また、卒業に必要な科目として履修する4年次生に対しては、課題も用意する予定である。開講時などに伝えるので、心得ておくこと。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション…講義の主旨の説明他
【第2回】
 明治期における授業1…学制・師範学校設立 ~
【第3回】
 明治期における授業2…明治10年代~20年代
【第4回】
 公教育教授定型の形成とその功罪
【第5回】
 大正期における授業改造の試み1…授業定型への批判
【第6回】
 大正期における授業改造の試み2…新しい方法の主張
【第7回】
 大正自由教育(大正新教育)の展開とその後
【第8回】
 教授学習理論の史的展開1…コメニウス、ペスタロッチ、ヘルバルト
【第9回】
 教授学習理論の史的展開2…デューイ ~
【第10回】
 わが国の戦後の教育課程1…1947年・51年学習指導要領 ~
【第11回】
 わが国の戦後の教育課程2…カリキュラム運動、学力論争など
【第12回】
 わが国の戦後の教育課程3…1958年 学習指導要領 ~
【第13回】
 第二次大戦後の欧米における教育改革と わが国への波及
【第14回】
 教育方法をめぐって1…コンピユータの教育利用 など
【第15回】
 教育方法をめぐって2…ティーチャープルーフ、ATIなど